加賀清水。佐倉市井野にある旧跡・名所

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加賀清水。佐倉市井野にある旧跡・名所

加賀清水の概要

加賀清水は、佐倉市井野にある名所旧跡です。加賀清水は、第八代佐倉藩主大久保加賀守忠朝(1678-1686)が愛飲した清水の湧水地で、井野清水とも、藩主に因んで加賀清水とも呼ばれていました。

加賀清水
加賀清水の概要
旧跡・名所名 加賀清水
みどころ 名所
入場時間 -
入場料 -
住所 佐倉市井野・加賀清水公園
備考 私有地




加賀清水の縁起

加賀清水は、第八代佐倉藩主大久保加賀守忠朝(1678-1686)が愛飲した清水の湧水地で、井野清水とも、藩主に因んで加賀清水とも呼ばれていました。当地は成田山新勝寺へ向かう成田街道からも近く、加賀清水の水で茶を振る舞っていた茶屋「林屋」は参詣客で賑わったそうで、当地への道標が成田道道標と常夜燈地(茶屋「林屋」地)に残されています。

境内掲示による加賀清水について

この清水は第八代佐倉藩主大久保加賀守忠朝(一六七八~一六八六)が愛飲し、江戸への往来の時に必ず立ち寄ったところから、加賀清水、または井野清水と呼ばれるようになったと伝えられる。
その後、成田街道脇の林家という茶屋がこの清水を客に振舞っていた。現在、国道二九六号線脇に、加賀清水道路標があり、往時の林家の繁昌振りが偲ばれる。(佐倉市掲示より)

「印旛郡誌」による加賀清水について

加賀清水
大字井野の南端縣道に近き村社稲荷神社の側に小泉池あり此處は元成田街道に沿ひしを以て當時佐倉城主大久保加賀守利常此の泉を愛して屡駕を駐めらる由て之を加賀清水と云佐倉風土記井野清水に作る
〇(新撰佐倉風土記云)在印旛郡大和田與井野之間舊風土記曰大久保加賀守利常愛此水必駐駕故俗稱加賀殿清水近改今名焉
〇(成田参詣記云)加賀殿清水は井野村の原の中にあり(大和田と井野との間にあり)大久保加賀守利常述職のをり毎に此水を賞し飲れしより加賀殿清水と云ふ名を負はせたりと云ふ(「印旛郡誌」より)


加賀清水の周辺図


参考資料

  • 「印旛郡誌」