三宝寺池|練馬区石神井台の名所旧跡

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三宝寺池|国天然記念物の沼沢植物群落

三宝寺池の概要

三宝寺池は、練馬区石神井台にある名所旧跡で石神井公園内にあります。三宝寺池は、石神井川の主水源となっている池で、かつては地下水が湧出していたといいます。古来禁猟地であったことから草木が繁茂、三宝寺池沼沢植物群落として国天然記念物に指定されています。

三宝寺池
三宝寺池の概要
名称 三宝寺池
みどころ -
区分 名所旧跡・旧跡
住所 練馬区石神井台1-26-1
備考 石神井城跡




三宝寺池

三宝寺池は、石神井川の主水源となっている池で、かつては地下水が湧出していたといいます。古来禁猟地であったことから草木が繁茂、三宝寺池沼沢植物群落として国天然記念物に指定されています。

練馬区掲示による三宝寺池について

三宝寺池
三宝寺池は、井の頭池や善福寺池などとともに、武蔵野台地の地下水が湧出し水をたたえてできた池です。面積は、およそ二万四千平方メートル、水深は平均約二メートルです。昔から、水量が多く夏でも冬でも、年々湧水が減少し、現在地下水を汲み上げて補給しています。
江戸時代には、池の小島に弁天様が祀られ、この池を主な水源とする石神井川の恩恵を受けた流域四十余か村の農民が、「講」をつくって尊崇していました。
また、古来禁猟地であったため草木がよく繁茂し、鳥類の楽園であり、特に自生の水草類が多く昭和十年(一九三五)に「三宝寺池沼沢植物群落」として、国の天然記念物に指定され、ミツガシワ・シャクジイタヌキモなどが保存の対象となりました。(練馬区教育委員会掲示より)

新編武蔵風土記稿による三宝寺池について

(上石神井村)池
三寶寺の側にあるをもて三寶寺池と稱す、石神井川の水元なり、古は大さ方四五町餘もありしか漸く狭まりて今は東西六十間餘南北五十間餘となれり、水面清冷にしていかなる久旱にも水滅することなし、多磨郡遅野井善福寺池と水脈通せりと云、池中多く蓴菜を生す、生する所の魚は頭に鳥居の形ありと傳へ、捕ものは必祟を蒙とて釣網することを禁す。(新編武蔵風土記稿より)


三宝寺池の文化財

  • 三宝寺池(都史跡)
  • 三宝寺池沼沢植物群落(国指定天然記念物)

三宝寺池の周辺図