小中居神明神社。川越市小中居の神社
小中居神明神社の概要
小中居神明神社は、川越市小中居にある神明神社です。小中居神明神社の創建年代等は不詳ながら、小中居村の開発と時を同じくして創建したのではないかといいます。
社号 | 神明神社 |
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祭神 | 天照大御神 |
相殿 | - |
境内社 | 浅間社、大六天社、天神社、天王社 |
祭日 | - |
住所 | 川越市小中居664 |
備考 | - |
小中居神明神社の由緒
小中居神明神社の創建年代等は不詳ながら、小中居村の開発と時を同じくして創建したのではないかといいます。
新編武蔵風土記稿による小中居神明神社の由緒
(小中居村)神明社
常光寺の持
末社。稲荷社、牛頭天王社、金毘羅社(新編武蔵風土記稿より)
「埼玉の神社」による小中居神明神社の由緒
神明神社<川越市小中居六六四(小中居字中通)>
当地は、大中居と並んで、九十川と入間川に挟まれた水田地帯である。『風土記稿』によれば、村の規模は東西一一町、南北五町余りの小村で民戸は五五戸、陸田より水田が多いとある。当地は、近くに伊佐沼があることから、特に水不足になることもなく、また、水害も少なく比較的住みやすい村である。
社は、村の西寄りに鎮座し、社殿正面に一筋延びる道が村を南北に二分している。
創建については、村の開発とほぼ同じころといわれ、伊勢の神宮へ参詣した村人が神札を持ち帰り小祠を建立したものと伝える。
祭神は、天照大御神で、内陣には神鏡と白幣を奉安している。
別当は天台宗神明山常光寺で、本尊は十一面観音を安置していたが、明治初めの神仏分離により廃寺となった。これが現在、村のほぼ中央にある公民館で、歴史的にもここは村人の集会の場であった。
社殿構造は、本殿・幣殿・拝殿からなり、本殿は一間社流造りである。また、境内にある江戸期の建造物としては、末社八坂社は、その棟札に津島牛頭天王とあり、文政六年六月に再建されている。浅間塚にある小御嶽石尊大権現は文久二年六月、石坂供養塔は文久四年九月に建立されており、幕末の浅間信仰が盛んであったことを物語っている。大六天社は、嘉永二年の建立である。(「埼玉の神社」より)
小中居神明神社の周辺図