成就院。三郷市谷口にある真言宗醍醐派寺院

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成就院。三郷七福神の恵比寿

成就院の概要

真言宗醍醐派寺院の成就院は、神谷山と号します。成就院は、神谷安兵衛が夢の告げにより不動明王を本尊として明治初年に創建したといいます。三郷七福神(彦成めぐり)の恵比寿です。

成就院
成就院の概要
山号 神谷山
院号 成就院
寺号 -
本尊 不動明王像
住所 三郷市谷口1251-1
宗派 真言宗醍醐派
葬儀・墓地 -
備考 公式HP:谷口不動尊



成就院の縁起

成就院は、神谷安兵衛が夢の告げにより不動明王を本尊として明治初年に創建したといいます。

埼玉県・三郷市掲示による成就院の縁起

成就院は、神谷山谷口不動尊成就院と号し、真言宗醍醐派の寺で、本尊は不動明王である。
寺伝によると、この不動明王は、最初は下総国小金領大谷口城主(現在の千葉県松戸市)が本尊として供養していたもので、天正十八年(一五九〇)に落城した時、家臣の神谷安右衛門が密かに持ち出した。その後、この神谷氏から分家に出た者が当地に移住し本尊としてこの不動明王を供養していたと伝えられる。ある時、不動明王が主人の神谷安兵衛(安右衛門の子孫)の夢まくらに立ち、「村人の願いごとは何でも聞き届けるから、人々にこれを伝えなさい。」と教えた。そこで安兵衛は僧となり、明治初年に一堂を建立し、成田山新勝寺において不動明王の開眼供養をして当堂に安置した。
以来、厄除け、災難除けなど何でも願いごとを聞き届けてくれる霊験あらたかなありがたい不動様であると伝えられ、今日もなお近郷近在の老若男女の信仰の的になっている。
なお、当初この寺は不動堂のみであったが当院第二世秀定の代の明治三十三年に現本堂を建立し、現院号を公称した。また、山号は神谷氏の姓をとってつけられたものである。(埼玉県・三郷市掲示より)


成就院の周辺図


参考資料

  • 新編武蔵風土記稿