覚蔵寺|杉並区下高井戸にある日蓮宗寺院

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清月山覚蔵寺|実成院日相が中興開山、鬼子母神像

覚蔵寺の概要

日蓮宗寺院の覚蔵寺は、清月山と号します。創建年代は不詳ですが、慶長年間(1596-1614)に実成院日相が、真言宗寺院を日蓮宗寺院に改めて中興したと伝えられます。

覚蔵寺
覚蔵寺の概要
山号 清月山
院号 -
寺号 覚蔵寺
住所 杉並区下高井戸3-4-7
本尊 十界曼荼羅・宗祖日蓮聖人像
宗派 日蓮宗
葬儀・墓地 檀家の方のみ
備考 -



覚蔵寺の縁起

覚蔵寺の創建年代は不詳ですが、慶長年間(1596-1614)に実成院日相が、真言宗寺院を日蓮宗寺院に改めて中興したと伝えられます。

杉並区教育委員会掲示による覚蔵寺の縁起

清月山覚蔵寺は日蓮宗の寺で、本尊は十界曼荼羅・宗祖日蓮聖人像です。
当寺はもと真言宗の寺でしたが、慶長年間(1596-1614)に日蓮宗に改宗、中興開山は実成院日相と伝えられています。
当寺に安置されている鬼子母神像は、日蓮聖人の直刻と伝えられています。このことは「江戸名所図会」にも記載されているもので、丈永8年(1271)聖人が龍ノロ法難にあわれる前、馬に乗せられ鎌倉の町を引きまわされて刑場に向う途中、一老女からごまのぼた餅を供養され、そのお礼として手渡したものであるといわれています。この像は江戸時代の中頃に、鎌倉の妙法寺から当寺に安置され、それ以降開運鬼子母神として、人々の信仰を集めるようになり、寺運も大いに栄えたといわれています。
境内の日蓮聖人五百遠忌塔は、天明元年(1781)頃に建立されたもので、昭和56年(1981)は聖人七百遠忌の年にあたり、それを記念して銅像を建立しています。
また、開山日相聖人塔は三百五十遠忌の年(昭和41年)に建立されたものです。
なお、当寺は大本山池上本門寺の末で、現本堂は昭和三十一年に改築されたものです。(杉並区教育委員会掲示より)


覚蔵寺の周辺図