薬王寺。横浜市神奈川区七島町にある高野山真言宗寺院

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医光山薬王寺。武南十二薬師如来霊場、東国八十八ヵ所霊場

薬王寺の概要

高野山真言宗寺院の薬王寺は、医光山と号します。薬王寺は、權大僧都圓海が天安2年(858)年に開基したといいます。武南十二薬師如来霊場9番、東国八十八ヵ所霊場17番です。

薬王寺
薬王寺の概要
山号 医光山
院号 -
寺号 薬王寺
住所 横浜市神奈川区七島町6
宗派 高野山真言宗
葬儀・墓地 -
備考 -



薬王寺の縁起

薬王寺は、權大僧都圓海が天安2年(858)年に開基したといいます。

新編武蔵風土記稿による薬王寺の縁起

(東子安村西子安村新宿村)薬王寺
海道にあり、往還より四十間余引いる、古義真言宗同郡鳥山村三會寺の末医光山と稱す、客殿七間に六間、本尊は薬師長三尺許坐像なり、開山開基詳ならず、前住の名の傳ふるものにては、覚僧と云僧これ正保四年十一月廿五日寂せりと、是より前の世代は知れず、その余の事蹟も又詳ならず。(新編武蔵風土記稿より)

「神奈川区史」による薬王寺の縁起

『新編武蔵風土記稿』には「本尊ハ薬師三尺許坐像ナリ、開山開基詳ナラズ、前住ノ名ノ伝ワルモノニテハ、覚僧ト云僧コレ正保四年十一月廿五日寂セリト、是ヨリ前ノ世代ハ知レズ、ソノ余ノ事蹟モ又詳ナラズ」とある。
大正一二年九月一日の大震災に堂宇倒壊。(「神奈川区史」より)

「横浜市史稿」による薬王寺の縁起

藥王寺
位置及寺格
藥王寺は、醫光山と號し、神奈川區子安町字七島二百九十一番地にある。境内は二百九十四坪。鳥山の三會寺の末寺で、寺格は十三等である。
沿革
新編武藏風土記稿に、「開山・開基詳ナラズ。前住ノ名ノ傳フルモノニテハ、覺僧ト云僧、コレ正保四年十一月廿五日寂セリト。是ヨリ前ノ世代ハ知レズ。ソノ餘ノ事蹟モ又、詳ナラズ。」とあるが、今の明細帳には、天安二丙寅年八月五日、權大僧都圓海の開基とある。大正十二年九月一日の大震災に、本掌・庫裡其他を倒潰したが、翌十三年七月十日に、これが復興を遂げた。
本尊
本尊は藥師如來の坐像、高二尺。脇立は十二神將の立像である。(「横浜市史稿」より)


薬王寺の周辺図


参考資料

  • 新編武蔵風土記稿
  • 「神奈川区史」
  • 「横浜市史稿」