福聚院|市指定文化財の山門と駕籠置石
福聚院の概要
曹洞宗寺院の福聚院は、耀光山と号します。福聚院は、紅天揚波和尚が室町時代末期に創建、勝山藩祖酒井忠国の父忠朝が逝去した際には当寺で葬儀が執行され、火葬後酒井忠朝の邸より山門の寄進を受けたといいます。福聚院の山門と駕籠置石は市有形文化財に指定されています。
山号 | 耀光山 |
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院号 | 福聚院 |
寺号 | - |
住所 | 南房総市市部343-1 |
宗派 | 曹洞宗 |
葬儀・墓地 | - |
備考 | - |
福聚院の縁起
福聚院は、紅天揚波和尚が室町時代末期に創建、勝山藩祖酒井忠国の父忠朝が逝去した際には当寺で葬儀が執行され、火葬後酒井忠朝の邸より山門の寄進を受けたといいます。
福聚院所蔵の文化財
福聚院の山門と駕籠置石(市指定有形文化財)
鶴見の総持寺開山から数えて第一五代に当たる紅天揚波和尚が合戸に一寺を建立したがこれが現在の耀光山福聚院で、開創は室町時代の末といわれる。
この山門は、勝山藩祖酒井家の寄進であるが、これは藩祖酒井忠国の父忠朝が寛文元年(一六六一)に市部の埋田に屋敷を設け住んでいたが、翌年四四歳の若さでこの世を去った。その葬儀はこの福聚院で営まれ、火葬の後、遺骨は福井県小浜へ送ったといわれる。現在の山門はもと忠朝の邸にあったもので、酒井家から忠朝の供養のために寄進したものといわれ、山門の左手には酒井氏が寺へ来る時用いた駕籠を置いた場所がある。(富山町教育委員会掲示より)
福聚院の周辺図