小坪地蔵堂。逗子市小坪にある高野山真言宗寺院
小坪地蔵堂の概要
高野山真言宗寺院の小坪地蔵堂の創建年代等は不詳ながら、江戸時代後期の地誌新編相模国風土記稿に「報身院持(現小坪寺)」と記載され、地蔵尊は、往昔漁師の網にかかった地蔵尊だと伝えられます。子育地蔵と称され、地元で信仰されている地蔵尊です。
山号 | - |
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院号 | - |
寺号 | - |
住所 | 逗子市小坪6-6-10 |
宗派 | 高野山真言宗 |
葬儀・墓地 | - |
備考 | - |
小坪地蔵堂の縁起
小坪地蔵堂の創建年代等は不詳ながら、江戸時代後期の地誌新編相模国風土記稿に「報身院持(現小坪寺)」と記載され、地蔵尊は、往昔漁師の網にかかった地蔵尊だと伝えられます。子育地蔵と称され、地元で信仰されている地蔵尊です。
新編相模国風土記稿による小坪地蔵堂の縁起
(小坪村)
地蔵堂
報身院持、(新編相模国風土記稿より)
「逗子町誌」による小坪地蔵堂の縁起
谷戸
地蔵堂
谷戸駐在所の西隣にあり、御影石御丈七尺一寸の地蔵尊も蓮花座まで一石造りなり傳へ云ふ往昔海中より出現せるなりと、故に作者年代を詳にせず、殊に子育て地蔵と稱し利益あり、賽人多し。
毎月二十三日晩、近隣の信徒御堂に集まりて念佛を稱へ、盆の十五日には小坪寺の住僧施餓鬼を行ふ。 (「逗子町誌」より)
「逗子市史別編民俗編」による小坪地蔵堂の縁起
谷戸にある地蔵堂は石造の地蔵菩薩像が安置される。昔漁師の網にかかりそれを祀ったという伝がある。地蔵は子育地蔵とも呼ばれ祈願者が多い。毎年八月二十三日、小坪寺の住職が来て施餓鬼の供養がある。また毎月念仏講があり念仏があげられている。(「逗子市史別編民俗編」より)
小坪地蔵堂の周辺図
参考資料
- 新編相模国風土記稿
- 「逗子町誌」
- 「逗子市史別編民俗編」