稲荷前古墳群|計10基の古墳と、3つの横穴群からなる古墳群
稲荷前古墳群の概要
稲荷前古墳群は、横浜市青葉区にある名所旧跡です。稲荷前古墳群は、前方後円墳・前方後方墳・円墳・方墳の計10基の古墳と、3つの横穴群からなる古墳群で、4世紀から7世紀にかけての古墳時代に継続的に作られたものだといいます。このうち、前方後円墳の1号墳・6号墳と、前方後方墳の16号墳の3基は、この地域の歴代首長の墓で、それ以外の円墳・方墳はその一族あるいは子孫の墓ではないかといいます。
名称 | 稲荷前古墳群 |
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みどころ | - |
区分 | 神奈川県指定史跡 |
住所 | 横浜市青葉区大場町字稲荷前 |
備考 | - |
稲荷前古墳群の由緒
稲荷前古墳群は、前方後円墳・前方後方墳・円墳・方墳の計10基の古墳と、3つの横穴群からなる古墳群で、4世紀から7世紀にかけての古墳時代に継続的に作られたものだといいます。このうち、前方後円墳の1号墳・6号墳と、前方後方墳の16号墳の3基は、この地域の歴代首長の墓で、それ以外の円墳・方墳はその一族あるいは子孫の墓ではないかといいます。
新編武蔵風土記稿による稲荷前古墳群について
(大場村)
該当掲載なし(新編武蔵風土記稿より)
横浜市教育委員会掲示による稲荷前古墳群について
この丘陵上には、かつて前方後円墳・前方後方墳・円墳・方墳の計10基の古墳と、3つの横穴群が所在していました。これらは4世紀から7世紀にかけての古墳時代に継続的に作られていったものです。
4世紀から5世紀頃に、ここ谷本川流域を中心とする都筑の地は、一首長によって統合されていきます。そして、大和政権とも、一定の政治的文化的関係をもつようになります。この古代の横浜の地が、国の一部として機能し始めたときです。前方後円墳の1号墳・6号墳と、前方後方墳の16号墳の3基は、この地域の歴代首長の墓です。それ以外は、その一族あるいは子孫の墓と考えられます。ここに造営された各種の古墳は、古代の文かや政治の移り変わりを知る手がかりとなる貴重な文化遺産です。
現在これらの古墳群のうち、15号墳・16号墳・17号墳の3基が丘陵上に保存されています。とくに16号墳は、全国的にも数少ない形を示す前方後方墳で、神奈川県下で最初に発見されたものです。その文化的価値は高く、この丘陵全体が神奈川県の指定史跡となりました。(横浜市教育委員会掲示より)
稲荷前古墳群の周辺図
参考資料
- 新編武蔵風土記稿