鶴遊山清来寺。親鸞聖人東國順行の折に浄土真宗として開山
清来寺の概要
浄土真宗本願寺派寺院の清来寺は、鶴遊山萬龜院と号します。清来寺の創建年代等は不詳ながら、当初天台宗寺院として厚木にあったといいます。宗祖親鸞聖人東國順行の折の安貞元年(1227)に、法運律師(健治元年1275年寂)が浄土真宗に改めて開山したといいます。江戸期には幕府より寺領10石の御朱印状を慶安2年(1649)拝領しています。
山号 | 鶴遊山 |
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院号 | 萬龜院 |
寺号 | 清来寺 |
本尊 | 阿弥陀如来像 |
住所 | 横浜市旭区今宿南町1895 |
宗派 | 浄土真宗本願寺派 |
葬儀・墓地 | - |
備考 | 清来寺幼稚園 |
清来寺の縁起
清来寺の創建年代等は不詳ながら、当初天台宗寺院として厚木にあったといいます。宗祖親鸞聖人東國順行の折の安貞元年(1227)に、法運律師(健治元年1275年寂)が浄土真宗に改めて開山したといいます。江戸期には幕府より寺領10石の御朱印状を慶安2年(1649)拝領しています。
新編武蔵風土記稿による清来寺の縁起
(今宿村)清来寺
境内三萬四千六百八十六坪、村の東にあり、浄土眞宗、西本願寺末、鶴遊山と稱し、萬龜院と號す、本堂八間に七間半南に向ふ、本尊彌陀木の立像長二尺五寸五分、當寺は古へ天台宗にて、相州愛甲郡厚木村にあり、其頃は近江國大津薗城寺末にて、天台宗なり、安貞元年宗祖親鸞聖人東國順行の折、歸依のあまり改宗して弟子となれり、開山法運律師、健治元年七月二十四日に寂すと云、法運は中興の開山なるべし、慶安二年高十石の寺領をたまふ。
鍾樓。客殿に向て左りにあり、二間に一間半、鐘は天明四年に鑄しものにて、徑二尺五寸ばかり。(新編武蔵風土記稿より)
清来寺の周辺図
参考資料
- 新編武蔵風土記稿