川島杉山神社|北条氏康が上杉朝定と戦った際に戦勝祈願をした際に創建
川島杉山神社の概要
川島杉山神社は、横浜市保土ケ谷区川島町にある杉山神社です。川島杉山神社は、当地で北条氏康が上杉朝定と戦った際に戦勝祈願をした天文年間(1532-1555)に創建、川島村の鎮守社だったといいます。
社号 | 杉山神社 |
---|---|
祭神 | 日本武尊、五十猛命 |
相殿 | - |
境内社 | 杉山稲荷神社 |
住所 | 横浜市保土ケ谷区川島町896 |
祭日 | 例大祭9月18日 |
備考 | - |
川島杉山神社の由緒
川島杉山神社は、当地で北条氏康が上杉朝定と戦った際に戦勝祈願をした天文年間(1532-1555)に創建、川島村の鎮守社だったといいます。
新編武蔵風土記稿による川島杉山神社の由緒
(川島村)
杉山社
除地、一段六畝三歩、村の中程の丘上にあり、村内の鎮守なり、勧請の年代をしらず、本地佛は不動の立像にて、長一尺、本社三間四方、拝殿は一間四方にて、前に石鳥居をたつ、共に東に向へり、例祭年々九月十二日、橘樹郡保土ヶ谷宿圓福寺持。(新編武蔵風土記稿より)
「神奈川県神社誌」による川島杉山神社の由緒
創立年代詳かでないが、口碑によると天文年中北条氏康が上杉朝定と戦い、この地に陣営の夜、日本武尊御東征を夢み、その加護により勝利必定と、ここに一祠を建て武運長久を祈ったと伝う。果して凱旋し、直に社殿を新築、除地一反歩を附し報恩の意を表した。氏康領民愛撫の念厚く、戦乱久しく庶民の困憊を救うために植林を奨励し、植林の祖神五十猛命を合祀したと伝える。寛永二十年江戸幕府より除地一反歩の寄進があり、元禄十年には三十貫目の寄附を受け社殿を修築した。弘化元年二月炎上の際、古文書記録類を焼失したが、同四年社殿、同二十九年本殿を新築した。現社殿は昭和三十年五月の造営になる。(「神奈川県神社誌」より)
川島杉山神社の周辺図
参考資料
- 新編武蔵風土記稿
- 「神奈川県神社誌」