蒔田杉山神社|源頼朝の三男貞暁法印が創建
蒔田杉山神社の概要
蒔田杉山神社は、横浜市南区宮元町にある杉山神社です。蒔田杉山神社は、源頼朝の三男貞暁法印が承元3年(1209)に創建、蒔田村の鎮守社だったといいます。明治42年蒔田村内にあった無格社大神宮社、稲荷神社を合祀したといいます。
社号 | 杉山神社 |
---|---|
祭神 | 市杵島姫命、天照皇大神、宇賀御魂命 |
相殿 | - |
境内社 | - |
住所 | 横浜市南区宮元町3-48 |
祭日 | 例大祭9月3/4日 |
備考 | - |
蒔田杉山神社の由緒
蒔田杉山神社は、源頼朝の三男貞暁法印が承元3年(1209)に創建、蒔田村の鎮守社だったといいます。明治42年蒔田村内にあった無格社大神宮社、稲荷神社を合祀したといいます。
新編武蔵風土記稿による蒔田杉山神社の由緒
(蒔田村)
杉山明神社
除地、三畝、村の中程にあり、村内の鎮守なり。
---
太神宮
除地、十歩、東の方にあり
---
淺間社
除地、七歩、艮の方にあり。
---
稲荷社
除地、四歩、西南の方にあり、以上四社、村内無量寺持。(新編武蔵風土記稿より)
「神奈川県神社誌」による蒔田杉山神社の由緒
承元三年(一二〇九)源頼朝の三男貞暁法印が、鎌倉幕府の鬼門鎮護のため、伊豆國土肥の杉山から勧請し、市杵島姫命を鎮座創建した。創建時の当地は、山の根が海中に突出したその洲先であり風光うつわしい海浜であったという。明治四十二年、無格社大神宮社、稲荷神社を合祀し、祭神二柱を加えた。現社殿は昭和三十二年の造営、昭和五十二年御屋根荘厳化工事を完成した。(「神奈川県神社誌」より)
「南区の歴史」による蒔田杉山神社の由緒
承元三年(一二〇九)南龍山不動院無量寺の開基鎌倉法師貞暁阿闍梨(実朝の弟)が、鎌倉幕府の鬼門鎮護のため伊豆国土肥の杉山から勧請、創建した七社弁天の一であるといわれる。永享の頃(一四二九-一四四〇)鎌倉八幡宮の社人坂井宮内が神主を兼帯した(『新編武蔵風土記稿』)。坂井氏代々は明治初年まで当社の神官を務めた。
明治四二年五月六日、字、伊勢山に鎮座の無格社の大神宮社と、字、原に鎮座の矢ノ原稲荷神社を合祀した。
元の社殿の相竜年月は不明で、大正一二年の震災にて焼失した。(「南区の歴史」より)
蒔田杉山神社の周辺図
参考資料
- 新編武蔵風土記稿
- 「神奈川県神社誌」
- 「南区の歴史」(南区の歴史発刊実行委員会)