横根稲荷神社|横浜市泉区和泉町
横根稲荷神社の概要
横根稲荷神社は、横浜市泉区和泉町にある稲荷神社です。横根稲荷神社の創建年代は不詳ですが、古くよりあった古祠を再興したといいます。
社号 | 稲荷神社 |
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祭神 | 宇迦之御魂大神 |
相殿 | - |
境内社 | - |
住所 | 横浜市泉区和泉町5963 |
祭日 | 例大祭4月3日 |
備考 | - |
横根稲荷神社の由緒
横根稲荷神社の創建年代は不詳ですが、古くよりあった古祠を再興したといいます。
泉区役所掲示による横根稲荷神社の由緒
横根稲荷神社
この神社は和泉全域を氏子とし、周辺の住民や商人の信仰を集め、大山参りの人達も旅の安全を祈願したといわれています。境内には巴御前が化粧に用いたという「横根感念井戸」があります。神社の周りでは、昭和12年頃まで農耕馬などが走る「旗競馬」が催されていました。見世物小屋や露店などが立ち並び、周辺の男女の見合いの場所にもなっていました。鳥居横には馬頭観音碑が数基あります。
また近くにあった富士塚には航空灯台がありました。(泉区役所掲示より)
神奈川県神社誌による横根稲荷神社の由緒
勧請年代は不詳であるが、もと当社別当職密蔵院の文政二年の文書に、「当村横根の原の中に年老いた野狐がいて、住民に害を為し、又悪疫も流行した。古老に聞くと、昔稲荷の小祠があったが今は廃社となっており、その崇りだというので、社殿を再興した」旨を記している。境内の「横根感念井戸」は、往昔巴御前が化粧の水として用いたと伝えられ、古来「横根のいなり様」として近郷住民の信仰を集めた古社であった。
昭和十二年頃まで、毎年三月の例祭日に境内の馬場で催された「旗競馬」は特に有名で、近郷近在からの見物人で賑わい、若衆の社交場ともなったことから「嫁兄のまつり」ともいわれた。
境内地は一町七反近くもあったが、大戦中食糧増産のため開墾され、戦後は農地として開放された。
社殿は大正十四年の再建である。(神奈川県神社誌より)
横根稲荷神社の周辺図
参考資料
- 新編相模国風土記稿