平戸白旗神社|源頼朝の御鬢髪三筋を神体として創建
平戸白旗神社の概要
平戸白旗神社は、横浜市戸塚区にある白旗神社です。平戸白旗神社は、乾元元年(1302)に鎌倉鶴ヶ岡の相承院前住元智が勧請して創建、明和6年(1769)には相承院から源頼朝の御鬢髪三筋を送られて神体としたといいます。江戸期には平戸村の鎮守社となっていたといいます。
社号 | 白旗神社 |
---|---|
祭神 | 源頼朝命 |
相殿 | - |
境内社 | - |
住所 | 横浜市戸塚区平戸町302 |
祭日 | 例大祭9月18日 |
備考 | - |
白旗神社の由緒
平戸白旗神社は、乾元元年(1302)に鎌倉鶴ヶ岡の相承院前住元智が勧請して創建、明和6年(1769)には相承院から源頼朝の御鬢髪三筋を送られて神体としたといいます。江戸期には平戸村の鎮守社となっていたといいます。
新編相模国風土記稿による白旗神社の由緒
(平戸村)
白旗明神社
村の鎮守とす、乾元元年九月九日鶴岡相承院の前住元智の勧請と云ふ、後賴朝の遺髪三筋を得て神躰とす、こは明和六年十月相承院より傳来する所なり。東福寺所蔵文書曰、鎌倉郷永谷村、永谷山東福寺、鎮守白旗大明神者、乾元元年壬寅九月九日、鶴岡相承院先住元智之時勧請也、舊記明鏡之上今般右大将家、御鬢髪三筋相送候、此度東福寺慶巌任所望者也、于時明和六丑年十月十四日、東福寺慶巌和尚、鶴岡相承院密信華押、按ずるに、鎌倉法華堂の什寶に賴朝の遺髪を蔵す相承院の管する所なり、即是を頒ちて、譲與せしなるべし。祭禮十一月十九日東福寺持。
末社。稲荷、山神。(新編相模国風土記稿より)
神奈川県神社誌による白旗神社の由緒
乾元元年(一三〇二)九月九日の勧請で、もと別当職東福寺の所蔵文書によると、明和六年十月鎌倉鶴ヶ岡の相承院から右大将家(頼朝)の御鬢髪三筋を送られている。新編相模風土記によれば、当時相承院は鎌倉法華堂所蔵の遺髪を管理していたので、それを頒ったのであろうという。文化三年本殿を改築、現社殿は昭和七年の改築にかかる。(神奈川県神社誌より)
「戸塚区郷土史」による白旗神社の由緒
祭神は源頼朝。乾元元年(一三○二)九月の創立と伝え、明和六年十月鶴岡八幡宮別当相承院より頼朝の御遺髪を受け神躰にしたと、当町東福寺所蔵文書に記されている。文化三年十一月本殿に改築を加え、その後昭和七年四月十日現社殿を再建、今日におよんでいる。(「戸塚区郷土史」より)
平戸白旗神社の周辺図
参考資料
- 新編相模国風土記稿