貴船神社。足柄下郡真鶴町の神社

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貴船神社。貴宮大明神、明治6年郷社列格

貴船神社の概要

貴船神社は、足柄下郡真鶴町にある神社です。貴船神社は、宇多天皇代の寛平元年(889)に真鶴鎮守として創建、貴宮大明神と称されていたといいます。明治元年貴船神社と改称、明治6年には郷社に列格、その後一倉明神、淡島神社を合祀したといいます。

貴船神社
貴船神社の概要
社号 貴船神社
祭神 大国主神、事代主神、少彦名神
相殿 -
境内社 船玉竜神社、山神社、祖霊社
祭日 7月28・29日
住所 足柄下郡真鶴町真鶴1117
備考 真鶴愛児園



貴船神社の由緒

貴船神社は、宇多天皇代の寛平元年(889)に真鶴鎮守として創建、貴宮大明神と称されていたといいます。明治元年貴船神社と改称、明治6年には郷社に列格、その後一倉明神、淡島神社を合祀したといいます。

境内掲示による貴船神社の由緒

宇多天皇の寛平元年(八八九)六月十五日の勧請であって、爾来屡々水火の災厄があって社殿の移転改築があった。天保五年(一八三四)七月七日の失火のため社殿全部烏有に帰し、嘉永元年(一八四八)五月新築、従来貴宮大明神と称したのを明治元年貴船神社と改称、同六年七月御社に定められ、同十年六月本殿幣殿その他を増築して旧社殿を拝殿となし、同月一倉明神を、十八年二月淡島神社を合祀、四十二年十月幣饌料供進神社に指定された。大正十二年の震災により拝殿以下工作物等全潰漸次復旧した。昭和八年隣接地七五三坪を買収して、十年七月現地に移転、三十八年十一月本殿以下銅板葺鉄筋コンクリートの社殿完成、同三十九年十一月旧本殿を祖霊社とした。拝殿及び幣殿には江奈の半兵ヱ邦秀の名作に係る清朝二十四孝の彫刻(嘉永元年(一八四八)作)十三面が掲げてある。大正三年二月華頂宮博忠王、久迩宮邦久王の御参拝があった。(境内掲示より)

神奈川県神社誌による貴船神社の由緒

創建は平安時代、宇多天皇の寛平元年(八八九)六月十五日と伝える。古来真鶴の鎮守で、漁業や海上安全の守り神ともされ、人々の篤い信仰を受けて貴宮大明神と呼ばれた。
明治初年貴船神社と改称し、同六年郷社に列せられた。大正十二年の関東大震災から復興するに当り、境内を拡張して昭和十年現在地に社殿を移転、同三十八年本格的な造営が完成した。拝殿内部の彫刻一切は、幕末の巨匠江奈の半兵衛の名作である。
大正三年二月、華頂宮博忠王殿下、久迩宮邦久王殿下の御参拝があった。
例祭は毎年七月二十七・二十八日・神輿の海上渡御は日本三船祭りの一つとして名高くこれを含む「貴船神社の船祭り」は昭和三十三年に神奈川県無形文化財、同五十一年に同県無形民俗文化財、平成八年には国の重要無形民俗文化財に指定されている。(神奈川県神社誌より)


貴船神社所蔵の文化財

  • 貴船神社の船祭り(国指定重要文化財)

貴船神社の周辺図