岡田三島神社。岡田村の鎮守
岡田三島神社の概要
岡田三島神社は、厚木市岡田にある神社です。岡田三島神社の創建年代等は不詳ながら、能因法師が歌をもって慈雨を降らせた故事にならい、雨乞いのため三島大社を勧請したと伝えられ、江戸期には上岡田村・下岡田村の鎮守として祀られていました。明治維新後、岡田地内に鎮座していた諸社を当社境内へ遷座しています。
社号 | 三島神社 |
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祭神 | 事代主命 |
相殿 | - |
境内社 | 稲荷社、白山社、天神社 |
祭日 | 例大祭4月18日 |
住所 | 厚木市岡田4-19-5 |
備考 | - |
岡田三島神社の由緒
岡田三島神社の創建年代等は不詳ながら、能因法師が歌をもって慈雨を降らせた故事にならい、雨乞いのため三島大社を勧請したと伝えられ、江戸期には上岡田村・下岡田村の鎮守として祀られていました。明治維新後、岡田地内に鎮座していた諸社を当社境内へ遷座しています。
新編相模国風土記稿による岡田三島神社の由緒
(上岡田村・下岡田村)
三島社
鎮守なり例祭九月廿九日、神木榎大樹(圍一丈八尺)あり、
鐘樓。元禄四年の鐘を掛、
末社。稲荷(新編相模国風土記稿より)
神奈川県神社誌による岡田三島神社の由緒
三島は往古郷名上岡田村上下二村の鎮守と称していた。永禄年間武田信玄小田原発向の時、三島社の森に陣をおいた。万治二年(一六五九)八宮良純親王甲州より帰路の時、此の村の村民善兵衛家に宿をとられ、此時奉納した、短冊一葉歌に「天の戸を押明方の雲間より神代の月の影ぞ長閑けき」と古書に記されている。細野石見守御社に御祈念をされた時該神社御神体は奉幣だったが、御神徳が高いので、報賽謝として御神璽を還奉したと伝えられている。(神奈川県神社誌より)
「厚木市史史料」による岡田三島神社の由緒
三島神社(岡田西の前)
相州大住郡岡田村鎮守三島大明神其創建の年代は明らかでない。この神社は伊豆国三島の大山祇神を勧請をしたもので、その昔、能因法師が歌をもって慈雨を降らせた故事にならい、雨乞いのためにこの神を祀った。元禄四年、岡田村の名主(亭長)細野久右衛門善重当社の修覆不怠今ここに洪鐘を奉納して益々村落の盛事を祈ると銅鐘に刻まれたがこの鐘ば大東亜戦争中供出し現在のものは昭和二十五年再鋳奉納された。例祭は古くは九月廿九日、その後は九月三日であったが終戦後四月十八日に変更した。(「厚木市史史料」より)
岡田三島神社の周辺図
参考資料
- 新編相模国風土記稿
- 神奈川県神社誌
- 「厚木市史史料」