吾妻坂古墳|5世紀前半に造立された円墳
吾妻坂古墳の概要
吾妻坂古墳は、厚木市にある名所旧跡です。吾妻坂古墳は、5世紀前半に造立された直径50mの円墳です。昭和62年に行われた発掘調査により、青銅鏡や鉄製武器類の他、仿製四獣形鏡が発掘されています。
名称 | 吾妻坂古墳 |
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区分 | 史跡 |
入場時間 | - |
入場料 | - |
住所 | 厚木市下依知1-12 |
備考 | - |
吾妻坂古墳の由緒
吾妻坂古墳は、5世紀前半に造立された直径50mの円墳です。昭和62年に行われた発掘調査により、青銅鏡や鉄製武器類の他、仿製四獣形鏡が発掘されています。名称”吾妻坂”は、当古墳上に「吾妻社」が祀られていたことに因みます。
あつぎの文化財獨案内板による吾妻坂古墳について
吾妻坂古墳
古墳時代中期(5世紀前半)、直径50m前後の円墳と推定されている。昭和62年(1987)に発掘調査が行なわれた。埋葬施設は少なくとも3基あり、青銅鏡・鉄製武器類・竪櫛・玉類など多くの貴重な副葬品が出土した。特に注目されるのは、直径19.1cmの仿製四獣形鏡で、文様構成等特異な形態であり、非常に精巧に作られている。(あつぎの文化財獨案内板より)
境内掲示による吾妻坂古墳について
下依知吾妻坂古墳
この古墳には、かなり古くから”お吾妻様”が祭られており、昭和の中ごろまでは、村民の信仰の対象として”講”が持たれていました。
吾妻坂古墳は、国道一ニ九号線東側沿いの自然地形を生かして構築され、中津原大地南端の古墳群の中に位置しています。
昭和六二年度に実施された発掘調査の結果、斜縁四獣鏡(直径一九・五センチメートル)一面、カヤ製鏡奩(きょうれん)、竹製の櫛二点、鉄剣十点、鉾二点、鉄鍬約一二五点、玉類一八八点が出土しています。
この古墳の被葬者は、政治的、経済的な当時の有力者と思われ、大化改新前の地方豪族の実態を知る上で貴重な遺跡であるといえる。(厚木市教育委員会掲示より)
新編相模国風土記稿による吾妻坂古墳について
(下依智村)
吾妻社
村持 (新編相模国風土記稿より)
吾妻坂古墳の周辺図