水上山智音寺。石井平左衛門が開基
智音寺の概要
天台宗寺院の智音寺は、水上山能満院と号します。智音寺は、石井平左衛門が開基となり、僧宥海が寛永元年(1624)に創建、慶安2年には江戸幕府より寺領4石5斗の御朱印状を受領していました。その後衰微したものの僧義純が寛政8年に中興しています。
山号 | 水上山 |
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院号 | 能満院 |
寺号 | 智音寺 |
本尊 | 虚空蔵菩薩像 |
住所 | 厚木市中荻野1687 |
宗派 | 天台宗 |
葬儀・墓地 | - |
備考 | - |
智音寺の縁起
智音寺は、石井平左衛門が開基となり、僧宥海が寛永元年(1624)に創建、慶安2年には江戸幕府より寺領4石5斗の御朱印状を受領していました。その後衰微したものの僧義純が寛政8年に中興しています。
厚木市史史料による智音寺の縁起
水上山能満院智音寺(中荻野西公所1687)
開基僧宥海が寛永元年に創建したもので、その後大いに衰微したが、九世の僧義純が、寛政八年二月二十六日に再興したという。同寺は、旧藩主大久保侯の香華院である。(愛甲郡制誌)(「厚木市史史料」より)
新編相模国風土記稿による智音寺の縁起
(下荻野村)
知恩寺
水上山能満院と號す天台宗(大住郡土屋村大乗院末、元は門徒なり、安永八年十月末寺となる、中興義純の時なり、)本尊虚空蔵(長八寸傳教作)慶長元年十月建、開山宥海(寛永元年八月廿三日卒、)開基石井平左衛門と云(卒年詳ならず、村民平左衛門の祖なり、)中興開山義純(寛政八年二月廿六日卒、)慶安二年寺領四石五斗の御朱印を賜ふ、
山王社。神體銅鏡(寛永十三年鑄造す、)(新編相模国風土記稿より)
智音寺の周辺図
参考資料
- 新編相模国風土記稿
- 「厚木市史史料」