大神寄木神社。平塚市大神の神社

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大神寄木神社。平塚市大神の神社

大神寄木神社の概要

大神寄木神社は、平塚市大神にある神社です。大神寄木神社は、大神朝臣が大領(役職)として貞観元年(859)当地に下向した際、大神朝臣の遠祖大己貴命を祭祀して創建したといいます。江戸期には大神村の鎮守として祀られ、明治維新後の社格制定に際して明治6年村社に列格、大正2年には神饌幣帛料供進神社に指定されていました。

大神寄木神社
大神寄木神社の概要
社号 寄木神社
祭神 大己貴命
相殿 -
境内社 八坂神社、大神宮
祭日 10月第一日曜日
住所 平塚市大神2746
備考 -



大神寄木神社の由緒

大神寄木神社は、大神朝臣が大領(役職)として貞観元年(859)当地に下向した際、大神朝臣の遠祖大己貴命を祭祀して創建したといいます。江戸期には大神村の鎮守として祀られ、明治維新後の社格制定に際して明治6年村社に列格、大正2年には神饌幣帛料供進神社に指定されていました。

新編相模国風土記稿による大神寄木神社の由緒

(大神村)
寄木明神社
鎮守なり、天照太神宮を勧請せしと云、神號の由来詳ならず、神躰秘して開扉せず、(瑜祇塔は、寶永八年、別當清傳再建と云、)例祭四月・九月朔日、幣殿・拝殿等あり、本社の背後に、内宮太神宮あり、槻の大樹(圍一丈三尺餘)を神木とす、
△鐘樓。寛永十五年の鐘をかく、
△末社。天王天満宮、山王、金毘羅
△別當觀音寺。寄木山と號す古義眞言宗、(平塚新宿等覺院末、)正觀音(長四尺、行基作、)を本尊とす、(明神の本地佛なり、)(新編相模国風土記稿より)

神奈川県神社誌による大神寄木神社の由緒

往古当地は大住郡大神の郷と称し郡の大領が在住した所で三代実録に貞観元年(八五九)三月五日辛酉授相模国大住郡大領朝臣田村麿外従五位下とある。この新大領は叙位せられて当地に下向し、旧大領は京都に召還され叙位ありし時の文でこの大神朝臣の大領当時その氏族の遠祖大己貴命を祭祀して大神領と称したのである。また新編相模風土記にもこのことああり古図及び旧記にも平屋敷、東町、仲町、仲下町、大下町、宿町、門前町等の字名がある。
安政四年九月一日、社殿再建、明治六年七月三十日村社、大正二年四月十四日神饌幣帛料供進神社に列す。(神奈川県神社誌より)


大神寄木神社の周辺図


参考資料

  • 新編相模国風土記稿
  • 神奈川県神社誌