弘法山不動院。弘法大師巡錫の霊跡地
不動院の概要
真言宗東寺派寺院の不動院は、弘法山薬師寺と号します。不動院の創建年代等は不詳ながら、大同年間(806-810)に弘法大師が相模に巡錫したおりに結んだ草庵跡地に建立されたと伝えられ、本尊不動尊は、井戸から見つけ出された霊像だといいます。徳川家康が関東入国した翌年の天正19年(1591)には寺領2石の御朱印状を受領しています。
山号 | 弘法山 |
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院号 | 不動院 |
寺号 | 薬師寺 |
本尊 | 大日如来像 |
住所 | 平塚市北金目2-14-16 |
宗派 | 真言宗東寺派 |
葬儀・墓地 | - |
備考 | - |
不動院の縁起
不動院の創建年代等は不詳ながら、大同年間(806-810)に弘法大師が相模に巡錫したおりに結んだ草庵跡地に建立されたと伝えられ、本尊不動尊は、井戸から見つけ出された霊像だといいます。徳川家康が関東入国した翌年の天正19年(1591)には寺領2石の御朱印状を受領しています。
平塚市観光協会掲示による不動院の縁起
不動院 弘法山薬師寺
弘法大師(七七四-八三五)は大同の頃(八〇六-一〇)相模国を巡錫されたことが記録されている。そのころ大師が暫時艸庵を結んで居られた霊跡へ造立されたのがこの寺である。
本尊不動明王像は、井中発見の神秘佛として昔から尊崇されている。
北かなひ み法の跡を 尋ねれば 春の桜に 秋はもみぢ葉(平塚市観光協会掲示より)
新編相模国風土記稿による不動院の縁起
(北金目村)
不動院
弘法山薬師寺と號す、古義眞言宗(岡崎金剛頂寺末、)弘法を開祖とす、本尊不動(村民宅地の井中より出現の像と云、)天正十九年十一月寺領二石の御朱印を賜ふ、
△疱瘡神稲荷辨天合社
△大日堂(新編相模国風土記稿より)
不動院の周辺図
参考資料
- 新編相模国風土記稿