杉本寺。坂東三十三観音霊場、鎌倉三十三観音霊場、鎌倉二十四地蔵尊霊場
杉本寺の概要
天台宗寺院の杉本寺は、大蔵山観音院杉本寺と号します。天平3年(731)行基菩薩が、大蔵山に観音像を安置、天平6年(734)が開基となり、本堂を建立し、創建したといいます。文治5年(1189)の火災では、本堂の三観音が自力で境内の杉の本に避難したといわれ、杉の本の観音と呼ばれるようになったと伝えられます。坂東三十三観音霊場初番、鎌倉三十三観音霊場初番、鎌倉二十四地蔵尊霊場4番・6番です。
山号 | 大蔵山 |
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院号 | 観音院 |
寺号 | 杉本寺 |
本尊 | 十一面観世音立像 |
住所 | 鎌倉市二階堂903 |
宗派 | 天台宗 |
縁日 | 観音さま縁日:8月10日 |
葬儀・墓地 | - |
備考 | 坂東三十三観音霊場初番、鎌倉三十三観音霊場初番、鎌倉二十四地蔵尊霊場4番・6番 |
杉本寺の縁起
杉本寺は、天平3年(731)行基菩薩が、大蔵山に観音像を安置、天平6年(734)が開基となり、本堂を建立し、創建したといいます。文治5年(1189)の火災では、本堂の三観音が自力で境内の杉の本に避難したといわれ、杉の本の観音と呼ばれるようになったと伝えられます。坂東三十三観音霊場初番、鎌倉三十三観音霊場初番、鎌倉二十四地蔵尊霊場4番・6番です。
鎌倉市掲示による杉本寺の縁起
鎌倉幕府が成立する500年も昔の奈良時代(八世紀)に、行基が開いたと伝える鎌倉最古の寺です。行基は奈良の大仏造営への貢献や貧民救済の社会事業などで知られています。
その後、光明皇后の寄進で本堂が建てられたと言われています。
本尊の十一面観音三体は、国または市指定の重要文化財で、うち一体は行基の作とされています。
坂東三十三観音霊場の第一番札所で、8月10日の縁日は参拝者でにぎわいます。(鎌倉市掲示より)
杉本寺所蔵の文化財
- 慈覚大師作木造十一面観音立像(国重要文化財)
- 恵心僧都作木造十一面観音立像(国重要文化財)
- 行基作木造十一面観音立像(市指定文化財)
- 本堂(神奈川県指定文化財)
- 運慶作地蔵菩薩像
- 宅間法眼作毘沙門天王像
- 運慶作十一面観音像
- 山門仁王像
- 大蔵弁財天像
- 十一面観世音菩薩像
杉本寺の周辺図