月読神社。天文3年亀井城の卯の方角の当地に皇太神宮の別宮として創建
月読神社の概要
月読神社は、川崎市麻生区上麻生にある神社です。月読神社の創建年代等は不詳ながら、天文3年(1534)亀井城の卯の方にあたる地に皇太神宮の別宮として創建、上麻生村・下麻生村の鎮守社だったといいます。大正7年上麻生の熊野神社、下麻生の日枝社、山口谷の白山社を合祀、供進村社に指定されたといいます。
社号 | 月読神社 |
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祭神 | 月読尊 |
相殿 | 伊弉諾尊、伊弉冉尊、大日孁貴尊、白山姫尊 |
境内社 | - |
祭日 | 例祭日9月29日 |
住所 | 川崎市麻生区上麻生7-38-4 |
備考 | 旧村社 |
月読神社の由緒
月読神社の創建年代等は不詳ながら、天文3年(1534)亀井城の卯の方にあたる地に皇太神宮の別宮として創建、上麻生村・下麻生村の鎮守社だったといいます。大正7年上麻生の熊野神社、下麻生の日枝社、山口谷の白山社を合祀、供進村社に指定されたといいます。
新編武蔵風土記稿による月読神社の由緒
(上麻生村)
月讀社
除地、一段、村の東にあり、三間四方、神體は坐像にて長一尺ばかり、當村ならびに下麻生村の鎮守にして例祭は年々九月二十九日、村民の持なり。末社。稲荷社、本社に向て左にあり。八幡社、此社は右にあり。
熊野社
除地、二段、村の中央にあり、本社は二間に一間半、拝殿三間に三間半、いづれも南に向ふ、前に鳥居を立、例祭九月二十一日、村民の持。末社瘡守鷺妙院合殿。本社に向て左にあり。
白山社
年貢地、字山口にあり、南向なり、村民の持、以下二社の百姓の持なり。
山王社
年貢地、同じく字山口にあり、南向なり。
(下麻生村)
山王社
除地、五坪、村の中央にあり、村民の持なり。(新編武蔵風土記稿より)
神奈川県神社誌による月読神社の由緒
天文三年(一五三四)九月二十九日皇太神宮の別宮を亀井城の卯の方に創立した。宝永五年九月二十九日、天保六年十一月七日、領主三井主税、安藤織部両人の援助により再建した。大正七年七月十一日、上麻生の熊野神社、下麻生の日枝社、山口谷の白山社を合祀し、大正七年九月十七日供進村社に指定された。昭和四十九年九月二十九日鉄骨コンクリート造りの流麗な社殿を新築した。(神奈川県神社誌より)
月読神社の周辺図
参考資料
- 新編武蔵風土記稿
- 神奈川県神社誌