大師稲荷神社。十一面観音立像を本尊として創建
大師稲荷神社の概要
大師稲荷神社は、川崎市川崎区中瀬にある稲荷神社です。大師稲荷神社の創建年代は不詳ですが、川崎大師平間寺が当時管理していた当地に十一面観音立像(大歳神)を本尊として祀ったのが創建といいます。川崎大師平間寺との関係が深いことから大師稲荷と称され、明治6年には村社に列格していました。
社号 | 稲荷神社 |
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祭神 | 大歳神、大宜都姫神、屋船豊請姫神 |
相殿 | - |
境内社 | 稲荷神社 |
祭日 | 10月15日 |
住所 | 川崎市川崎区中瀬3-5-12 |
備考 | 旧村社 |
大師稲荷神社の由緒
大師稲荷神社の創建年代は不詳ですが、川崎大師平間寺が当時管理していた当地に十一面観音立像(大歳神)を本尊として祀ったのが創建といいます。川崎大師平間寺との関係が深いことから大師稲荷と称され、明治6年には村社に列格していました。
新編武蔵風土記稿による大師稲荷神社の由緒
(川中島村)稲荷社
平間寺御朱印地の内字中瀬と云所にあり。本社二間に一間半、拝殿四間に三間、本地十一面観音立像にして長五六寸、例祭年々九月十五日、流鏑馬を執行す。村内平間寺の持。(新編武蔵風土記稿より)
神奈川県神社誌による大師稲荷神社の由緒
御祭神大歳神の御神像は弘法大師の作で、源義家の旧臣平間某の勧請と伝える。王政維新の際大師平間寺に遷し同寺の宝物であったが戦災に依り焼失した。神像の作者に因んで大師稲荷神社と称せられる。永禄二年小田原北条氏より朱印地三石を寄附せられたが、古来此の地を稲荷新田と称されたのも、この社より出た名称である。明治六年十二月村社に列し、明治九年本殿を再建、大正十三年十月拝殿を再建した。(神奈川県神社誌より)
大師稲荷神社の周辺図
参考資料
- 新編武蔵風土記稿
- 神奈川県神社誌