小倉神社。小倉にあった八雲神社、八幡神社の二社を合祀成立
小倉神社の概要
小倉神社は、川崎市幸区小倉にある神社です。小倉神社は、小倉にあった八雲神社、八幡神社の二社を合祀して、昭和31年八幡神社の地に新社殿を創建したといいます。八雲神社、八幡神社の創建年代等は不詳ながら、八雲神社については出土した板碑から鎌倉時代より崇敬されていた地に鎮守神を奉斎したといいます。
社号 | 小倉神社 |
---|---|
祭神 | 素盞嗚尊、誉田別尊 |
相殿 | - |
境内社 | 大六天社、富士浅間社 |
祭日 | 大祭8月23日 |
住所 | 川崎市幸区小倉3-28-13 |
備考 | - |
小倉神社の由緒
小倉神社は、小倉にあった八雲神社、八幡神社の二社を合祀して、昭和31年八幡神社の地に新社殿を創建したといいます。八雲神社、八幡神社の創建年代等は不詳ながら、八雲神社については出土した板碑から鎌倉時代より崇敬されていた地に鎮守神を奉斎したといいます。
新編武蔵風土記稿による小倉神社の由緒
(小倉村)
八幡社
村の南の方小名下とよぶ處にあり、鎮座の初めを知らず、本社に覆屋あり、前に石の鳥居をたつ。
牛頭天王社
村の西小名南田にあり、覆屋の内に小祠を置、社地古松多く立り、是も鎮座の初を傳へず。(新編武蔵風土記稿より)
神奈川県神社誌による小倉神社の由緒
当社は小倉村に古くから鎮座する八雲神社、八幡神社の二社を合祀し、去る昭和三十一年八幡神社の故地に新社殿を創建したもので、同年社務所を、その翌年帰依族事業として神楽殿を完成した。
八幡、八雲両社創剏の年代は明かでないが、八雲神社境内出土の板碑類により鎌倉時代以来神聖視されていた浄地に存民が鎮守神を奉斎したことに始まる。およそ八百年以前に遡るものと伝えられる。八雲神社は一に天王とも称し、徳川時代夏季の例大祭には神輿の御渡があり胡瓜を捧げ祭祀する古習があったと伝えられる。今当社において七月五日に執行する夏季小祭はこの古例によるものである。(神奈川県神社誌より)
小倉神社の周辺図
参考資料
- 新編武蔵風土記稿
- 神奈川県神社誌