長念寺。川崎市多摩区にある浄土真宗本願寺派寺院
長念寺の概要
浄土真宗本願寺派寺院の長念寺は、金剛山と号します。長念寺は、法専坊(文禄2年1593年遷化)が開祖となり創建、第二世祐念が元和元年(1615)に記した薬師如来の縁起があったといいます。
山号 | 金剛山 |
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院号 | - |
寺号 | 長念寺 |
住所 | 川崎市多摩区登戸1416 |
宗派 | 浄土真宗本願寺派 |
葬儀・墓地 | - |
備考 | - |
長念寺の縁起
長念寺は、法専坊(文禄2年1593年遷化)が開祖となり創建、第二世祐念が元和元年(1615)に記した薬師如来の縁起があったといいます。
新編武蔵風土記稿による長念寺の縁起
(登戸村)長念寺
村の西北小名上臺にあり、浄土眞宗西本願寺の末、永池山と號す、開祖法専坊文禄二年十月五日遷化なり、法専坊俗称は小林氏にてはじめ修験なりとも神職なりともいひ傳り、一旦佛に歸してこの寺を起立せり、昔は東派にして相模國大住郡下落合村長福寺の末なりしかど、西派に就て後本山の直末となれり、彼開祖の所持なりとて元は武器などを傳しかと今はなし、客殿八間に七井仇南向本尊彌陀を安ぜり、往古當寺の東邊に池ありしより出現せりとて、銅佛の薬師一軀長一寸八分の坐像あり、これも本堂に置り、元和元年當寺の第二世祐念と云僧の書したる薬師の縁起あり、其中に元は真言宗なりしに、この頃改めて浄土眞宗となれりなと云ことをのせたり、是によれば祐念が時一向宗となりしと見ゆれば、今の寺傳とはたかへり、いづれが正しきことをしらず。
鐘楼。門に入て左にあり、鐘の高さ四尺圓径二尺、銘は考證とすべきことなけれども姑く左に記せり(銘文省略)(新編武蔵風土記稿より)
長念寺の周辺図
参考資料
- 新編武蔵風土記稿