東林間神社。鶴岡八幡宮を勧請、昭和31年に創建
東林間神社の概要
東林間神社は、相模原市南区東林間にある神社です。東林間神社は、100戸に増えた氏子住民によって鶴岡八幡宮を勧請して昭和31年に創建しました。当地開拓に際して秦野市の白笹稲荷神社を大正6年に勧請した稲荷社を境内社としています。
社号 | 東林間神社 |
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祭神 | 二宮尊徳 |
相殿 | - |
境内社 | 白笹稲荷神社 |
住所 | 相模原市南区東林間4-32-5 |
祭日 | 例大祭8月24日 |
備考 | - |
東林間神社の由緒
東林間神社は、100戸に増えた氏子住民によって鶴岡八幡宮を勧請して昭和31年に創建しました。当地開拓に際して秦野市の白笹稲荷神社を大正6年に勧請した稲荷社を境内社としています。
「さがみはら風土記稿」による東林間神社の由緒
この神社は小田急線東林間駅の前に広がる商店街のはずれにあり、すぐ隣には横浜水道敷地がそのまま散歩道となった「水道みち」がまっすぐにつづいています。
明治21年、この横浜水道沿いの新開開発がはじまりました。いわゆる「中村新開」です。「中村」とは新開の計画者である古木清左衛門の屋号をとったもので、横浜水道のまわりに開けた新開なので「水道新聞」とも呼ばれています。
その新開の人たちの鎮守は、大正6年に秦野市の白笹稲荷神社より分霊を受けた小さな稲荷社でした。当時の氏子はわずか6戸だったといいます
やがて昭和4年、小田急江の島線が開通するとここに「東林間都市駅(現在の東林間駅)」が設けられ、しだいに町としての発展を見るようになりました。そんな中、境内地の寄贈を受けたことを機会に神社創建の話が高まり、昭和31年、100戸に増えた氏子によって鶴岡八幡宮より分霊を受け、社殿を新築して神社が創建されました。それが現在の東林間神社です。また、その時にはいままでの稲荷社も境内社として同神社内に遷座されています。
昭和62年、地域住民により新開開発百年祭が盛大に行われ、これを記念するため「開発百年祭記念碑」が境内に建てられました。(「さがみはら風土記稿」より)
「神奈川県神社誌」による東林間神社の由緒
当地は小さな寒村であったが、小田急線の開通により人口が急増し、小田急より寄贈された境内地に、昭和三十一年四月十五日社殿を建設し、同二十二日に鎌倉の鶴岡八幡宮を勧請した。昭和四十一年五月に社殿を改築し、昭和四十五年七月宗教法人となり、昭和四十七年これを記念し社務所、神楽殿を落成、境内地の整備を行う。(「神奈川県神社誌」より)
東林間神社の周辺図
参考資料
- 新編相模国風土記稿
- さがみはら風土記稿
- 神奈川県神社誌