皇武神社。相模原市中央区淵野辺本町の神社
皇武神社の概要
皇武神社は、相模原市中央区淵野辺本町にある神社です。皇武神社の創建年代は不詳ながら、元和年間(1615-1624-)再建と伝えられ、延宝年間(1673-1681に境川縁の御嶽神社が当地に遷座、明治5年(1872)に皇武神社に改称したといいます。
社号 | 皇武神社 |
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祭神 | 日本武尊 |
相殿 | - |
境内社 | 稲荷神社、八雲神社 |
住所 | 相模原市中央区淵野辺本町4-20-11 |
祭日 | 9月8日 |
備考 | - |
皇武神社の由緒
皇武神社の創建年代は不詳ながら、元和年間(1615-1624-)再建と伝えられ、延宝年間(1673-1681に境川縁の御嶽神社が当地に遷座、明治5年(1872)に皇武神社に改称したといいます。
新編相模国風土記稿による皇武神社の由緒
(淵野辺村)
該当記載なし(新編相模国風土記稿より)
「さがみはら風土記稿」による皇武神社の由緒
淵野辺本町4丁目にある皇武神社は明治はじめまでは境川に沿ったうっそうとした森の中にあり「御嶽神社」という名称でした。明治5年、神仏分離令によりその名を「皇武神社」と改称し、明治10年には水害の危機から場所を現在のところへ移しています。そのため以前に神社があった地点は「ふるみたけ(古御嶽)」と呼ばれています。ちなみに「皇武」とは「みたけ」に当て字をしたものです。
その頃、この神社を発祥の地として「おきぬ様信仰」が広がりました。これは白蛇弁天を御神体とし、素朴な手作りの「おきぬ様人形」をいただいては養蚕の守り神として各家でまつるという信仰です。しかし、意外にも相模原よりもかえって埼玉や群馬方面で盛んとなり、現在でもお詣りに来られる方がいるようです。
境内を見回すと、当時の面影を残すかのように「蚕守神」の石碑や小さな祠があり、社殿には人の手のふれなくなった「おきぬ様人形」が静かに横たわっています。
最近、氏子の人たちが当時の活気を再びもどそうと様々な行事を催しており、そのため大晦日から新年にかけては参拝者が長い行列をつくり、たいへんなにぎわいをみせています。(「さがみはら風土記稿」より)
境内掲示による皇武神社の由緒
創建は定かではないが元和年間(1615年〜1624年)再建と伝えられています。延宝年間(1673年〜1681年)に境川縁の御嶽神社が、この土地に遷座され明治五年(1872年)に皇武神社に改称されました。この地域の鎮守で祭神は日本武尊。境内には稲荷神社、八雲神社などがあります。
本神社には養蚕にまつわる「おきぬさま信仰」が語り継がれています。(大野北公民館掲示より)
皇武神社の周辺図
参考資料
- 新編相模国風土記稿
- さがみはら風土記稿