観音堂。井出の沢の合戦による戦死者を弔うために創建
大沼観音堂の概要
曹洞宗寺院の大沼観音堂は、相模原市南区西大沼にある堂宇です。大沼観音堂の創建年代等は不詳ながら、町田市小山田にあった堂宇を移建、無縁仏となった巡礼者を供養したと伝承され、明治時代以降は念仏講が催されていたといいます。
山号 | - |
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院号 | - |
寺号 | 観音堂 |
本尊 | 大日如来 |
住所 | 相模原市南区西大沼5-2-22大沼公会堂裏 |
宗派 | 曹洞宗 |
葬儀・墓地 | - |
備考 | - |
大沼観音堂の縁起
大沼観音堂の創建年代等は不詳ながら、町田市小山田にあった堂宇を移建、無縁仏となった巡礼者を供養したと伝承され、明治時代以降は念仏講が催されていたといいます。
新編相模国風土記稿による大沼観音堂の縁起
(淵野辺村)
觀音堂
村持。(新編相模国風土記稿)
平成さがみはら風土記稿による観音堂の縁起
(大沼)観音堂
この観音堂は、大沼のバス停「大沼」より南へ100mのところにあります。『風土記稿』では「村持」としていますが、伝承では小山田(町田市)より堂宇を移し、また裏手の墓地では無縁仏となった巡礼者たちを供養したといわれています。
本堂では、毎月1回、お年寄りが集まり念仏が唱えられています。これは明治時代に伝えられたものといわれています。また、11月19日は「お十夜」であり、龍像寺の住職により読経が行われます。戦前までは双盤念仏も行われていましたが、鉦を供出したため中止となり、以来行われていません。(平成さがみはら風土記稿より)
大沼観音堂の周辺図
参考資料
- 新編相模国風土記稿
- さがみはら風土記稿