岩原薬師堂。長泉院旧地との伝承
岩原薬師堂の概要
寺院の岩原薬師堂は、岩原城主大森信濃守氏頼(寄栖庵)の招請により、大寧和尚(文明2年1470年寂)が開山した清泉院(現長泉院)の旧地と伝えられ、本尊薬師如来像は大森氏の守本尊とされます。清泉院(現長泉院)が塚原へ移転した後、本尊を奉安する薬師堂として残されたものと思われます。
山号 | - |
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院号 | - |
寺号 | - |
本尊 | 薬師如来像 |
住所 | 南足柄市岩原926 |
宗派 | - |
葬儀・墓地 | - |
備考 | - |
岩原薬師堂の縁起
岩原薬師堂は、岩原城主大森信濃守氏頼(寄栖庵)の招請により、大寧和尚(文明2年1470年寂)が開山した清泉院(現長泉院)の旧地と伝えられ、本尊薬師如来像は大森氏の守本尊とされます。清泉院(現長泉院)が塚原へ移転した後、本尊を奉安する薬師堂として残されたものと思われます。
新編相模國風土記稿による岩原薬師堂の縁起
(岩原村)
薬師堂
本尊聖徳太子作(長二尺、里正が蔵する古城略記に據れば、大森氏の守本尊なり、其文長泉院條に載す、)塚原村長泉院持、按ずるに古城略記に、清泉院(長泉院舊名)を薬師堂の地に建ると云ひ、城蹟南の方薬師堂一宇、此處賴春菩提所の由云傳ふと有は、必此堂を斥せるにて、此地長泉院の舊地なるべしと思ふに、此堂の所在城蹟圖(里正所蔵縮圖下にあり、)及び古城略記に載する所今と異なり、然るに今村内に字清泉院坂と唱ふる所あり、是其舊地ならんか、さては此堂も舊其地に在しを後此所に移せしにや、(新編相模國風土記稿より)
岩原薬師堂の周辺図
参考資料
- 新編相模國風土記稿
- 「南足柄市史」