観蔵院。三浦三十三観音霊場
観蔵院の概要
天台宗寺院の観蔵院は、蓮沼山と号します。観蔵院の創建年代等は不詳ながら、江戸時代後期の地誌新編相模国風土記稿に、桜山にあった地蔵院・法龍院とともに神武寺の門徒寺として記載されています。三浦三十三観音霊場23番です。
山号 | 蓮沼山 |
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院号 | 観蔵院 |
寺号 | - |
住所 | 逗子市桜山5-6-1 |
宗派 | 天台宗 |
葬儀・墓地 | - |
備考 | - |
観蔵院の縁起
観蔵院の創建年代等は不詳ながら、江戸時代後期の地誌新編相模国風土記稿に、桜山にあった地蔵院・法龍院とともに神武寺の門徒寺として記載されています。
新編相模国風土記稿による観蔵院の縁起
(櫻山村)
觀蔵院
天台宗(桜山村神武寺門徒下二寺同)本尊十一面觀音を置(弘法大師作、長二尺五寸、)
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地蔵院
本尊地蔵
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法龍院
本尊不動(新編相模国風土記稿より)
「逗子町誌」稿による観蔵院の縁起
觀蔵院
櫻山の上山腹にあり、天臺宗沼間神武寺門徒
本尊十一面觀音を置く(弘法大師作長二尺五寸)
三浦觀音札所三十三箇所中二十三番、蓮沼山と號す。
或は云ふこの本尊十一面觀世音こそ昔法勝寺にありしものにて行基の作蓮沼に栖み七頭の大蛇を化度せし顯かなる尊像なりと、蓮沼山の號より考ふれば必ず由緒あることならん、常には荘厳なる厨子に納めて、十三年目(午年)毎に開扉す故に平素は御前立のみ拝することを得、前の堤二ある櫻數株は無窓國師の吉野山に植ゑしと傳ふ記念なり。(「逗子町誌」より)
観蔵院の周辺図
参考資料
- 新編相模国風土記稿
- 「逗子町誌」
- 蓮沼山 観蔵院