比企郡鳩山町の寺社。鳩山町の寺社概要
鳩山町の寺社概観
鳩山町域では、古墳時代に須恵器生産が盛んだったことから、人々も多く定住、白鳳時代には小用に寺院(小用廃寺)があったことが知られています。奈良時代に由緒を遡れる寺社はないものの、源頼朝の乳母比企禅尼を妻女とした比企掃部允が小用鹿島神社を創建、また源頼朝の命により越生四郎家行が建久元年(1190)に興長寺を創建したと伝えられ、室町期の関東管領上杉氏による創建を伝えられる寺社などがあります。
鳩山町の寺社に関する札所霊場
鳩山町で江戸期に幕府より御朱印状を受領した寺社
寶陀山圓正寺(天正19年5石)
比企郡鳩山町赤沼17大豆戸三嶋神社(慶安2年12石)
比企郡鳩山町大豆戸788熊井山妙光寺(慶安2年9石)
比企郡鳩山町熊井598泉井山金澤寺(慶安2年8石5斗)
比企郡鳩山町泉井1376東光山満願寺(慶安2年6石)
比企郡鳩山町熊井800小用鹿島神社(旧村社)
比企郡鳩山町小用399-1
鳩山町にある本山格の寺院
鳩山町に本山格の寺院はなく、殆どが越生龍穏寺、越生法恩寺の末寺となっていました。
鳩山町にある郷社格の神社
鳩山町に郷社格の神社はありませんが、大豆戸三嶋神社は応永23年(1416)の創建と伝えられ、また赤沼氷川神社は上杉安房守憲方が至徳元年(1384)に創建したと伝えるなど、武家にゆかりのある創建伝承をもつ神社が数多く鎮座しています。また、亀井地区は社号「黒石神社」が4社現存しています。