平源山寿林寺|港区芝に創建、関東大震災後当地へ移転
寿林寺の概要
真宗高田派の寿林寺は、平源山と号します。寿林寺は、永禄7年(1564年)に創建、麟祥院殿寿林禅尼が中興開基となり、寛永2年(1625)港区芝(芝金杉)に堂宇を建立したといいます。関東大震災後当地へ移転しました。
山号 | 平源山 |
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院号 | - |
寺号 | 寿林寺 |
本尊 | - |
住所 | 調布市西つつじヶ丘2-28-3 |
宗派 | 真宗高田派 |
葬儀・墓地 | - |
備考 | - |
寿林寺の縁起
寿林寺は、永禄7年(1564年)に創建、麟祥院殿寿林禅尼が中興開基となり、寛永2年(1625)港区芝(芝金杉)に堂宇を建立したといいます。関東大震災後当地へ移転しました。
「調布市百年史」による寿林寺の縁起
寿林寺(金子向台)
大正一二年九月一日の関東大震災の結果、向台に移転した三ヶ寺の一つ。
平原山寿林寺と号し、真宗高田派。
<本尊>阿弥陀如来
この寺は、一身田真宗高田派専修寺の末である。
寺伝によると、永禄七年(一五六四)芝区金杉に創建され、開基は寿林と号する尼僧で、もとは尼寺であった。
創建以来、金杉の地にあったが、大正一二年、関東大震災後の東京市復興計画により、旧地に法燈を続けることが
できなくなり、昭和四年、代地をここに得て移転、堂宇を建立し、墓地も同時に移された。
向台の高台なので、雑木林を背に眺望のよい所だったといわれているが、今日では三鷹市に接する静かな住宅地の中になっている。旧地の関係で、檀徒の大部分は死骸にあるとのことである。(「調布市百年史」より)
御府内寺社備考による寿林寺の縁起
一身田御門跡末 芝金杉
平源山光専院寿林寺、境内古跡年貢地72坪余、外ニ西應寺借地51坪
起立之儀者永禄7子年6月13日草創。
開基法名年月不知。
寛永2丑年麟祥院殿寿林禅尼御中興一寺御建立相成不詳由ニ御座候
中興麟祥院殿寿林禅尼卒年月不知。
本堂、間口5間奥行4間。本尊阿弥陀如来、立像丈2尺5寸慈覚大師一刀三体ノ作。右本尊往古大久保安芸守殿寄附乃候由。祖師親鸞聖人像。無上々院宮真影。聖徳太子絵像。七祖真影。祖師聖人一代絵傳4幅。般舟閣之額字、無上々宮筆。
寺宝。
麟祥院殿寿林禅尼寿像、親鸞上人筆。
善導大師・法然上人夢想相傳絵像、聖覚法印筆。
以上丁亥書上。(御府内寺社備考より)
寿林寺の周辺図
参考資料
- 御府内寺社備考