神明神社(羽村)|怪事により老樹の下に神明社を創祀、川崎村の鎮守
神明神社(羽村)の概要
神明神社(羽村)は、羽村市神明台にある神社です。神明神社(羽村)の創建年代等は不詳ながら、かつて屡々怪事があったことから老樹の下に神明社を祀り、川崎村の鎮守としたといい、明治6年村社に列格したといいます。
社号 | 神明神社 |
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祭神 | 天照皇大神、素盞嗚尊 |
相殿 | - |
境内社 | 産土神社 |
住所 | 羽村市神明台1-16-6 |
祭日 | - |
備考 | - |
神明神社(羽村)の由緒
神明神社(羽村)の創建年代等は不詳ながら、かつて屡々怪事があったことから老樹の下に神明社を祀り、川崎村の鎮守としたといい、明治6年村社に列格したといいます。
新編武蔵風土記稿による神明神社(羽村)の由緒
(川崎村)神明社
社地見捨地、三間に五間許、小祠、一間に一間半の覆屋、村の北にあり、村内の鎮守にて、村の持(新編武蔵風土記稿より)
「羽村町史」による神明神社(羽村)の由緒
『新編武蔵風土記稿』多磨郡小宮領川崎村の神社の項に、神明社が記されている。社地は見捨地、三聞に五問
許、小祠一間に一間半の覆屋、村の北にあり、村内の鎮守で村の持であると記されている。明治三四年社掌、細川栄宣外六名の氏子総代連署の鎮守神社由緒調控」によると次のようにしるされている。
すなわち村社神明神社は、川崎四七六番地にあり、祭神は天照皇大神で、由緒には、当社地はもと一帯の芝生で其中央に老桜の頗る巨大なものがあり、屡々怪事があった。
そこで村民が相謀り、老樹下に小祠を造営し、神明を祭り後、川崎村の鎮守となったと伝えられる。慶長年間、検地縄入の際、社免地旧反別八畝を除税された。元禄四年神殿を改修し文政年間拝殿を建立した。万延元年旧殿が腐朽したので社殿を新築した。明治に至り、三年大いに改修を施し、明治六年十二月村社に列せられた。(「羽村町史」より)
「東京都神社名鑑」による神明神社(羽村)の由緒
年代不詳。当社地は古米一市の芝地で、その中火に巨大な粧樹があって、数々の怪事が起こった。村氏たちがその樹下に小祠を造営し、川崎村の鎮守としたという。元禄四年(一六九一)社殿再修、文政年中(一八一八〜三〇)拝殿建立。万延元年(一八六〇)、旧社殿腐朽のため造営。(「東京都神社名鑑」より)
神明神社(羽村)の周辺図
参考資料
- 新編武蔵風土記稿
- 「羽村町史」
- 「東京都神社名鑑」