千手院千手院|夷春楓伯禅師開山
千手院の概要
臨済宗建長寺派寺院の千手院は、大慈山と号します。千手院の創建年代等は不詳ながら、夷春楓伯禅師が開山となり創建したといいます。
山号 | 大慈山 |
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院号 | 千手院 |
寺号 | - |
住所 | 福生市熊川20 |
宗派 | 臨済宗建長寺派 |
葬儀・墓地 | - |
備考 | - |
千手院の縁起
千手院の創建年代等は不詳ながら、夷春楓伯禅師が開山となり創建したといいます。
新編武蔵風土記稿による千手院の縁起
(熊川村)千手院
境内除地、二段大並山と號す、済派の禅宗、當郡柴崎村普済寺の末、本堂四間に七間半東向にて、本尊は千手観音木の坐像長一尺五寸ばかり、開山を意春楓伯と云ふ、(新編武蔵風土記稿より)
千手院所蔵の文化財
- 伝開山夷春伯禅師坐像一躯(福生市指定有形文化財)
- 達磨大師坐像一躯附胎内納入文書及び木札(福生市指定有形文化財)
伝開山夷春伯禅師坐像一躯
伝開山夷春伯禅師坐像は、市内に残る頂相彫刻のなかで傑出した作品の一つである。小像であるが静かな表情の中にも秘めたる意志の強さを感じさせる。
室町時代から江戸時代初期頃に専門仏師の手で制作されたものと思われる。芸術状価値のある文化財である。(福生市教育委員会掲示より)
達磨大師坐像一躯附胎内納入文書及び木札
達磨大師坐像は、その表情、姿態に生彩があり、また彫刻としてすぐれた彫技を示している。
宝永五年に旗本長坂氏が造立を発願し、仏師三橋薩摩が制作したものである。歴史上、また芸術上価値のある文化財である。(福生市教育委員会掲示より)
千手院の周辺図
参考資料
- 新編武蔵風土記稿