上宿(うえじゅく)御嶽神社|市指定文化財の天然理心流奉納額
上宿御嶽神社の概要
上宿御嶽神社は、八王子市下恩方町にある神社です。上宿御嶽神社の創建年代等は不詳ながら、寛文7年(1667)の勧請と伝承されているといいます。剣術天然理心流の門下生が奉納した御嶽神社の天然理心流奉納額は、市有形文化財に指定されています。
社号 | 御嶽神社 |
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祭神 | 少彦名命、大己貴命 |
相殿 | - |
境内社 | 菅原神社、山神社 |
住所 | 八王子市下恩方町1268 |
祭日 | 4月8日 |
備考 | この辺りは、昔、上宿(うえじゅく)と呼ばれていた。現在もこの名は残っており、町会名も上宿町会となっている。毎年4月に例大祭の祭儀式を執り行っている。 |
上宿御嶽神社の由緒
川原宿御嶽神社の創建年代等は不詳ながら、寛文7年(1667)の勧請と伝承されているといいます。
新編武蔵風土記稿による上宿御嶽神社の由緒
(下恩方村)
該当記載なし(新編武蔵風土記稿より)
東京都神社名鑑による上宿御嶽神社の由緒
創建の年代は詳かではないが、寛文七年(一六六七)四月十一日に勧請されたとの伝承がある。貞享四年(一六八七)十月再建された。(東京都神社名鑑より)
上宿御嶽神社所蔵の文化財
- 御嶽神社の天然理心流奉納額(八王子市指定有形文化財)
御嶽神社の天然理心流奉納額
江戸時代に多摩地域で盛んであった剣術の天然理心流の門下生が、安政三年(一八五六)に奉納した額です。縦八六センチ、横一五五センチ、厚さ二センチの大きさで、額面には、奉納の中心人物である松井金之丞のほか、増田蔵六の門弟九人の名前が墨書されています。
増田蔵六は、江戸時代後期の千人同心で、千人町に道場を構えていたとされています。
天然理心流の奉納額の中で最も古く、天然理心流の恩方地区での門人の動向が分かる貴重な資料です。(八王子市教育委員会掲示より)
川原宿御嶽神社の周辺図
参考資料
- 新編武蔵風土記稿
- 東京都神社名鑑