市守神社大鳥神社|横山宿の四の日の市の繁栄を願い市神社として創建
市守神社大鳥神社の概要
市守神社大鳥神社は、八王子市横山町にある神社です。市守神社大鳥神社は、横山宿の四の日の市の繁栄を願って、長田作左衛門が天正18年(1590)に創建、江戸時代中期に大鷲神社(天日鷲命)を配祀したといいます。
社号 | 市守神社 |
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祭神 | 倉稲魂命、天日鷲命 |
相殿 | - |
境内社 | - |
住所 | 八王子市横山町25-3 |
祭日 | 2月初午日、11月酉の日 |
備考 | - |
市守神社大鳥神社の由緒
市守神社大鳥神社は、横山宿の四の日の市の繁栄を願って、長田作左衛門が天正18年(1590)に創建、江戸時代中期に大鷲神社(天日鷲命)を配祀したといいます。
新編武蔵風土記稿による市守神社大鳥神社の由緒
(横山宿)市神社
除地、九畝十八歩、北側にあり、市守稲荷とも呼ぶ、倉稲魂命を祀る、天正十八年鎮座なりといふ、社に覆屋ありて二間に三間なり。
神主斎藤上総。社の側に居る、京都吉田家の支配を受る(新編武蔵風土記稿より)
東京都神社名鑑による市守神社大鳥神社の由緒
天正十八年(一五九〇)長田作左衛門が二八市の商人の守護神として奉斎する。江戸中期お酉さまの天日鷲命を配祀する。昭和二十年戦災により焼失。(東京都神社名鑑より)
市守神社大鳥神社所蔵の文化財
- 市守神社(八王子市指定史跡)
市守神社
天正十八年(一五九〇)の八王子城落城後、八王子の町は現在地に移され、横山宿では四の日、八日市宿では八の日に市が開かれ賑わった。そこで、市の取引きの平穏無事を守り、人々に幸せを与える守護神として「倉稲魂命」を祀り創建され、横山市守稲荷と呼ばれた。現在でも毎年二月の初午の日には「市守祭」と呼ばれる例祭がおこなわれている。
また、江戸時代中期になって「天日鷲命」が配祀され、毎年十一月の酉の日に商売繁盛を祈願する「大鷲祭」がおこなわれ、現在でも「お酉さま」や「酉の市」と称されて賑わっている。(八王子市教育委員会掲示より)
市守神社大鳥神社の周辺図
参考資料
- 新編武蔵風土記稿
- 東京都神社名鑑