法泉寺|八王子市大楽寺町にある臨済宗南禅寺派寺院

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神戸山法泉寺|天文14年創建

法泉寺の概要

臨済宗南禅寺派寺院の法泉寺は、神戸山と号します。法泉寺は、土佐某が開基となり、天文14年(1545)に法泉庵と号して創建、江戸時代に入ってから法泉寺と寺号を公称したといいます。明治維新後廃寺となった二分方の萬年山無量院(八王子三十三観音霊場17番)を合寺しています。山号の「神戸」は、二分方の小名神戸(西北の限り、山王林山の麓をいへり)に因むものと思われます。

法泉寺
法泉寺の概要
山号 神戸山
院号 -
寺号 法泉寺
住所 八王子市大楽寺町998
宗派 臨済宗南禅寺派
葬儀・墓地 -
備考 -



法泉寺の縁起

法泉寺は、土佐某が開基となり、天文14年(1545)に法泉庵と号して創建、江戸時代に入ってから法泉寺と寺号を公称したといいます。明治維新後廃寺となった二分方の萬年山無量院(八王子三十三観音霊場17番)を合寺しています。山号の「神戸」は、二分方の小名神戸(西北の限り、山王林山の麓をいへり)に因むものと思われます。

新編武蔵風土記稿による法泉寺の縁起

(大楽寺村)
法泉寺
除地、四段十六畝、臨済宗、山田村廣園寺末、神戸山と號す、本堂八間に五間、本尊釋迦は高野山願行上人の作なり、開山の事詳ならず、開基は開山土佐と云ものにて、天文十五年起立せり、此土佐が子孫は今隣村二分方村の里正し關山を氏とする九兵衛なり、天文の比よりこゝに住して、舊家なれども古記を失ふて事實詳ならず、村の水帳には法泉庵と記せり、近き比寺號に改しなるべし、(新編武蔵風土記稿より)

「八王子市史」による法泉寺の縁起

法泉寺(大楽寺村―大楽寺町八四)
山号神戸山、本尊釈迦牟尼仏、めづらしくも高野山願行の作である。開山不詳、開基土佐某、天文一四年(一五四五)の創立である。(「八王子市史」より)


法泉寺の周辺図


参考資料

  • 新編武蔵風土記稿
  • 「八王子市史」