大麻止乃豆乃天神社|延喜式内社、旧郷社
大麻止乃豆乃天神社の概要
大麻止乃豆乃天神社は、稲城市大丸にある神社です。大麻止乃豆乃天神社の創建年代は不詳ですが、延長5年(927)に作成された延喜式神名帳に記載されている多摩八座のうちの一社大麻止乃豆乃天神社と比定されています。江戸時代には、丸宮社・丸宮明神と称していたといい、明治維新後は郷社に列格していました。
社号 | 大麻止乃豆乃天神社 |
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祭神 | 櫛真知命 |
相殿 | - |
境内社 | 津島神社、白山神社、神明神社、稲荷神社、秋葉神社 |
住所 | 稲城市大丸847 |
祭日 | 例大祭10月第1日曜日 |
備考 | - |
大麻止乃豆乃天神社の由緒
大麻止乃豆乃天神社の創建年代は不詳ですが、延長5年(927)に作成された延喜式神名帳に記載されている多摩八座のうちの一社大麻止乃豆乃天神社と比定されています。江戸時代には、丸宮社・丸宮明神と称していたといい、明治維新後は郷社に列格していました。
新編武蔵風土記稿による大麻止乃豆乃天神社の由緒
(大丸村)丸宮社
小名東方にあり。円照寺の持にて、社地はかの寺境内の南の山上なり。石階十二級を登りて、半腹に石の鳥居をたつ。又五十九級を登りて社前に至る。社には二間半に三間半の覆屋を設く。神体もなく祭神も詳ならず。ただ丸宮明神と号するのみ。或は云、丸をまどかと訓す。下略するときはまとなり。これ「神名帳」に載る八座の内、大麻止乃豆天神を略して麻止乃宮と称するなるべしと。されど今郡中御嶽山の内に、大麻止乃豆天神社ありて、祭神までも詳につたへたれば、当社を式内の社なりといふは、信ずべからざるにや。
末社。秋葉社。本社の右の方二十間ばかりへだててあり。石にて造れる小社なり。(新編武蔵風土記稿より)
稲城市掲示による大麻止乃豆乃天神社の由緒
大麻止乃豆乃天神社
延喜式神名帳所蔵の武蔵国多摩郡大麻止乃豆乃天神社とある祭神は、櫛真知命であり、境内には、津島神社、白山神社、神明神社、稲荷神社、秋葉神社を祀っている。
祭礼は、天王様祭礼が7月中旬、風祭りが9月土日、秋の祭礼が10月初旬に行われる。江戸期の資料には、「丸宮社」という記載が見える。(稲城市掲示より)
大麻止乃豆乃天神社の周辺図
参考資料
- 新編武蔵風土記稿