観蔵院|多摩市東寺方にある曹洞宗寺院

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観蔵院|江戸幕府より寺領5石の御朱印状

観蔵院の概要

曹洞宗寺院の観蔵院は、瑠璃光山と号します。観蔵院の創建年代は不詳ですが、慶安年間(1648-1652)に寺領5石の御朱印状を拝領したといいます。

観蔵院
観蔵院の概要
山号 瑠璃光山
院号 観蔵院
寺号 -
本尊 十一面観世音菩薩像
宗派 曹洞宗
住所 多摩市東寺方1-3-15
葬儀・墓地 観蔵院会館
備考 -



観蔵院の縁起

観蔵院は、有山修理太夫が真言宗寺院として建長七年(1275)開闢、含室傳秀大和尚(寛文4年1665年寂)が曹洞宗寺院として寛永二年(1625)開山したとしいます。

新編武蔵風土記稿による観蔵院の縁起

(関戸村)観蔵院
境内年貢地なり、小名有山にあり、瑠璃山と号す、曹洞宗、寺方村寿徳寺末山なり、この寺古は真言宗にて観妙寺と号せし由傳へたれど、いかなるゆへにて、改宗せしと云ことは詳にせず、されど初て曹洞の門に入し僧含室日秀と云もの、寛文四年二月廿二日化すと云時は古事に非ず。客殿七間半に五間。(新編武蔵風土記稿より)

「多摩市史」による観蔵院の縁起

【観蔵院】有山にある寺院で、元は真言宗観妙寺であった。開山は寿徳寺四世の含室伝秀である。本尊は薬師瑠璃光如来で、山号は瑠璃山という。(「多摩市史」より)

境内掲示による観蔵院の縁起

瑠璃光山観蔵禅院の縁起
一二五五(建長七年)鎌倉時代後深草天皇の頃、鎌倉従関戸号、家親、有山修理太夫によって開闢し、守り本尊は薬師瑠璃光三尊如来の立像で左右の脇侍、日光菩薩、月光菩薩であり、作者は行基菩薩の作である。
薬師如来は十二の大願を発して、病気を除き諸根を具足させて、解脱を導くために、古くから信仰が盛んになり十二神将が祀られている。
開基は有山左衛門、一五七八年(天正六年)に開基となる。
開山は含室傳秀大和尚が開山として一六二五年(寛永二年)に開山となる。(境内掲示より)


観蔵院の周辺図


参考資料

  • 新編武蔵風土記稿
  • 「多摩市史」