若宮八幡社|吉沢出雲が一族の守護神として当地に創建
若宮八幡社の概要
若宮八幡社は、町田市相原町にある神社です。若宮八幡社は、吉沢出雲が一族の守護神として当地に創建、創建年は慶長10年(1605)とも元禄元年(1688)ともいいます。
社号 | 若宮八幡社 |
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祭神 | 応神天皇、武内宿彌 |
相殿 | - |
境外社 | - |
住所 | 町田市相原町4707 |
祭日 | 9月11日 |
備考 | - |
若宮八幡社の由緒
若宮八幡社は、吉沢出雲が一族の守護神として当地に創建、創建年は慶長10年(1605)とも元禄元年(1688)ともいいます。
新編武蔵風土記稿による若宮八幡社の由緒
(上相原村)若宮八幡社
除地、水田三畝二十七歩、字段木にあり、小祠、入口に石階三十三級ありて、其上に柱間九尺ばかりなる鳥居を立、例祭七月廿九日、熊野社と隔年に祭れり、村持。(新編武蔵風土記稿より)
東京都神社名鑑による若宮八幡社の由緒
慶長十年(一六〇五)九月八日鎮座。寛文元年(一六六一)社殿再建、宝永三年(一七〇七)三月社殿再建。寛文七年(一六六七)の検地に田三畝二十七歩、畑四畝歩とある。(東京都神社名鑑より)
「町田市史」による若宮八幡社の由緒
若宮八幡社(相原)
当社の創立は元禄元年(一六八八)七月一三日に吉沢一族の守護神として大戸に勧請したのである。
寛文七年の検地の際に、除地分として田三畝二七歩、畑四畝歩、田一畝五歩があったのである。いまだに内殿に安置の長方形のご神体は見ることを禁じられている。
祭神は武内宿祢、応神天皇二柱を奉斎してある。
例祭日は毎年九月一一日である。氏子一五戸。
境内坪数一二〇坪。町田市相原町四七〇七番地に鎮座している。(「町田市史」より)
境内掲示による若宮八幡社の由緒
此の若宮八幡社は第十五代應神天皇(二七〇)と式内宿彌を御祭神とする。その昔大戸の住人吉沢出雲が一族の守護神として、地域の平和と安全を祈り、末永き子孫の繁栄を願って、此の地高良山の中腹に立派な社殿を建立し、御神体を勧請したのが始まりで、今から凡そ四〇〇年の昔慶長十乙巳年(一六〇五)九月八日の創建と伝えられている。
その後寛文元辛丑年(一六六一)宝永三丙戌年(一七〇六)、文政四辛巳年(一八二一)と数度に及ぶ再建を経て、現社殿は平成四壬申年(一九九二)の造営に成るものである。
常に心を正し、身を清め神璽の加護を信じ、此の由緒ある先人の遺産を大切に維持継承して後世に伝えると共に、地域社会の平和と繁栄を祈願するものである。(境内掲示より)
若宮八幡社の周辺図
参考資料
- 新編武蔵風土記稿
- 東京都神社名鑑
- 町田市史