金井八幡神社|金井の鎮守、仏師佐野木丞が御神像をつくり奉納遷座
金井八幡神社の概要
金井八幡神社は、町田市金井町にある神社です。金井八幡神社の創建年代等は不詳ながら、江戸期には金井村の鎮守社だっといい、享保11年(1726)仏師佐野木丞が御神像をつくり奉納遷座したといいます。
社号 | 八幡神社 |
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祭神 | 応神天皇 |
相殿 | - |
境内社 | - |
住所 | 町田市金井町2686 |
祭日 | 9月15日 |
備考 | - |
金井八幡神社の由緒
金井八幡神社の創建年代等は不詳ながら、江戸期には金井村の鎮守社だっといい、享保11年(1726)仏師佐野木丞御神像をつくり奉納遷座したといいます。
新編武蔵風土記稿による金井八幡神社の由緒
(金井村)八幡社
字木倉谷にあり、勧請の年代をしらず、村の惣鎮守なり、社上に覆屋を設く、大さ二間半四方にして東向なり、神體は長五寸ばかり、社前に鳥居をたつ、例祭七月二十八日、獅子舞を執行す、弘福寺の持。(新編武蔵風土記稿より)
東京都神社名鑑による金井八幡神社の由緒
創建の年代は不詳である。享保十一年(一七二六)十月、仏師佐野木丞御神像をつくり、別当弘福寺宥範により奉遷座したのである。寛延四年(一七五一)七月巳待講中により石段建立した。文政十一年(一八二八)仏師田村幸左門神像彩色し、社殿をこの年に再建した。現在の社殿は昭和十六年四月十五日の再建。町田市文化財指定の金井の獅子舞を保存する。(東京都神社名鑑より)
「町田市史」による金井八幡神社の由緒
八幡神社(金井)
創立の年代は明らかではない。社殿内陣に安置の木彫で白馬に乗っているご神像に「享保十一年十月吉仏師佐野木亟が作成した」とあり、別当寺の弘福寺の宥範が遷座したのである。その後丈化一〇年(一八一三)に常陸国筑波郡の仏師により彩色したのが現在のご神体である。享保六年(一七二一)ごろより継承されている町田市無形文化財である獅子舞が、今日祭礼の時境内においておこなわれる。
祭神は応神天皇を奉斎してある。
例祭日は毎年九月一五日である。
境内坪数二二四七坪余り。町田市金井町二六八六番地に鎮座している。(「町田市史」より)
金井八幡神社所蔵の文化財
- 金井獅子舞(町田市指定無形民俗文化財)
金井獅子舞
「新編武蔵風土記稿」に「例祭七月二十八日獅子舞執行す」と記された獅子舞である。江戸時代の寛文年間(一六六一〜一六七二)に金井村の名主神蔵太兵衛は、当村の平穏無事と五穀豊穣、治安維持の祈願と悪魔を祓い、また旱魃に備えて慈雨を乞う意味から竜頭の獅子を考案、八幡社に奉納し、金井独特の獅子舞を起こしたと伝えられる。
この舞の筋は、一匹の雌獅子を二匹の雄獅子が取り合いをし、その行司役を弊負(河童)がする、三匹獅子舞の形式をとり、この近郷近在では最も整った獅子舞の一つである。(町田市教育委員会掲示より)
金井八幡神社の周辺図
参考資料
- 新編武蔵風土記稿
- 東京都神社名鑑
- 町田市史