高ヶ坂熊野神社|日枝神社と共に高ヶ坂の鎮守
高ヶ坂熊野神社の概要
高ヶ坂熊野神社は、町田市高ヶ坂にある神社です。高ヶ坂熊野神社の創建年代等は不詳ながら、高ヶ坂村内の日枝神社と共に高ヶ坂村の鎮守社だったといいます。
社号 | 熊野神社 |
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祭神 | 伊邪那岐命・伊邪那美命 |
相殿 | - |
境内社 | 桜稲荷社、秋葉神社、日枝神社、浅間神社 |
住所 | 町田市高ヶ坂2-38-1 |
祭日 | 9月30日に近い日曜日 |
備考 | - |
高ヶ坂熊野神社の由緒
高ヶ坂熊野神社の創建年代等は不詳ながら、高ヶ坂村内の日枝神社と共に高ヶ坂村の鎮守社だったといいます。
新編武蔵風土記稿による高ヶ坂熊野神社の由緒
(高ヶ坂村)
熊野社
除地、二段三畝十五歩、字西ノ原にあり、村の鎮守なり、勧請の年代を傳へず、社の上に覆屋あり、二間に三間巽向なり、社地神木なりとて杉八九株あり、例祭は九月十九日、村内山王と隔年に行へり、圖師村大蔵院持。
末社稲荷金比羅二社。ともに小社にして本社の左右にあり。(新編武蔵風土記稿より)
東京都神社名鑑による高ヶ坂熊野神社の由緒
創建は不詳である。熊野那智大社の地形に似ていて水源に奉斎し、裏山に滝があった。天保十四年(一八四三)毎年地頭より米六斗の奉納があった。(東京都神社名鑑より)
「町田市史」による高ヶ坂熊野神社の由緒
熊野神社(高ケ坂)
大正一二年(一九二三)の関東大震災の時に社殿倒壊して由緒等散逸し、創建の年代は不詳である。境内に一丈四尺(四.六メートルほど)の大杉があったが、昭和三〇年(一九五五)に古損して伐採したが、三〇〇有余年のものである。当社は和歌山県の熊野三山神社の那智大社に地形がよくにている。天保一四年(一八四三)の明細書に御供米として毎年地頭より六斗の奉納があり、また除地分として六〇〇坪があった。昭和五十年一二月、社殿改築中である。
祭神は伊邪那岐命、伊邪那美命を奉斎しである。
末社に桜稲荷社が奉斎してある。また、境外末社に日枝神社がある。
例祭日は、九月一五日(旧来は九月三〇日)である。
境内坪数三九八坪余り。町田市高ケ坂一四二五番地に鎮座している。(「町田市史」より)
境内掲示による高ヶ坂熊野神社の由緒
創建の年代は詳らかでない。熊野那智大社の地形に似ていて社殿の裏山に滝があった水源に奉斎したのである。天保十四年(一八四三)毎年地頭より米六斗の奉納があり除地分として六百坪があった。
大正十二年九月朔日(一九二三)の関東大震災のため社殿倒壊その後再建した。現社殿は昭和五十一年(一九七六)の漏えいである。(境内掲示より)
高ヶ坂熊野神社の周辺図
参考資料
- 新編武蔵風土記稿
- 東京都神社名鑑
- 町田市史