札次神社|常陸国鹿島神宮を勧請
札次神社の概要
札次神社は、町田市小山ヶ丘にある神社です。札次神社の創建年代等は不詳ながら、常陸国(茨城県)一之宮鹿島神宮を勧請して創建、寛文6年(1666)には2石2斗の社領を許されたといい、昭和三十九年には片所津島神社(安永8年1779年創建)と田端の八坂神社を合社したといいます。
社号 | 札次神社 |
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祭神 | 武甕雷命 |
相殿 | 八坂神社、津島神社 |
境外社 | 稲荷社 |
住所 | 町田市小山ヶ丘3-17 |
祭日 | 7月20日 |
備考 | - |
札次神社の由緒
札次神社の創建年代等は不詳ながら、常陸国(茨城県)一之宮鹿島神宮を勧請して創建、寛文6年(1666)には2石2斗の社領を許されたといい、昭和三十九年には片所津島神社(安永8年1779年創建)と田端の八坂神社を合社したといいます。
新編武蔵風土記稿による札次神社の由緒
(小山村)札次明神社
社地、五百二十一坪許、小名町有にあり、小社にて覆屋あり、三間に六間、南向、神體はなし、勧請の年歴及び祭神を詳にせず、上郷中郷の鎮守なり、例祭七月二十二日。
神楽堂。社に向て左の方にあり、二間に三間。(新編武蔵風土記稿より)
東京都神社名鑑による札次神社の由緒
不詳であるが、宝暦六年(一七五六)八月吉祥日なる棟札がある。なお本神社の靈は鹿島神宮の御分霊を奉遷するといわれる。(東京都神社名鑑より)
「町田市史」による札次神社の由緒
札次神社(小山)
常陸国(茨城県)一之宮である鹿島神宮を奉遷したのであるが、その創建の年代は明らかではない。寛文六年一二月の検地の時には札次大明神の朱印社領高として一二石二斗を受けていた。宝暦六年(一七五六)八月に再建している。また、合祀した津島神社はもと片所にあって安永八年(一七七九)一一月の創立であり、八坂神社とともに明治四〇年ごろ札次神社に合わせ祀ったのである。
例祭日は毎年七月二七日である。
例祭には湯花の神事を行なっている。
祭神は武甕雷命を奉斎してある。
境内には子孫繁栄と養蚕信仰の子種石がある。
境内坪数七〇八坪。町田市小山町二五五四番地に鎮座している。(「町田市史」より)
境内掲示による札次神社の由緒
創建の年代は不詳ですが、常陸国(茨城県)一之宮鹿島神宮を勧請したもので、寛文六年の検地の時札次大明神の朱印領高二石二斗を受ける。
宝暦六年(一七五六年)八月に社殿再建、昭和二十六年拝殿建替、昭和三十九年七月片所津島神社と田端の八坂神社を合社する。(境内掲示より)
札次神社の周辺図
参考資料
- 新編武蔵風土記稿
- 東京都神社名鑑
- 町田市史