大熊神社|青梅市黒沢の神社

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大熊神社|勝沼城主師岡将景が崇敬した社

大熊神社の概要

大熊神社は、青梅市黒沢にある神社です。大熊神社の創建年代等は不詳ながら、元亀・天正(1570-1591)のころから勝沼城主師岡将景の信仰が厚く、武運長久を祈願して百日間の神事を執行たと伝えられ、明治13年村社に列格したといいます。

大熊神社
大熊神社の概要
社号 大熊神社
祭神 伊邪那美命、速玉之男命、事解之男命
相殿 -
境内社 -
住所 青梅市黒沢3-1717
祭日 9月19日
備考 -



大熊神社の由緒

大熊神社の創建年代等は不詳ながら、元亀・天正(1570-1591)のころから勝沼城主師岡将景の信仰が厚く、武運長久を祈願して百日間の神事を執行たと伝えられ、明治13年村社に列格したといいます。

新編武蔵風土記稿による大熊神社の由緒

(黒澤村)大熊権現社
除地九畝、小名栃ヶ谷の山邊にあり、小宮にして本社は三尺に五尺五寸、九尺四方の上屋あり、拝殿二間半に五間、南に向ふ、神體圓き石なり、例祭九月十五日、村民持。(新編武蔵風土記稿より)

東京都神社名鑑による大熊神社の由緒

鎮座年月不詳。旧記に御神体は丸き石なりとある。維新前は大熊大明神と称し、明治三年現社号に改めた。古くこのあたりを大熊と称し、この神を勧請した。元亀・天正(一五七〇-九二)のころから勝沼城主師岡将景の尊敬厚く、武運長久を勧請、百日間神事を執行したという。(東京都神社名鑑より)

「青梅市史」による大熊神社の由緒

大熊神社
黒沢(現・黒沢三丁目)に鎮座する。祭神は伊邪那美命、速玉之男命、事解之男命で、御神体は石棒である。例祭は九月十九日。創建は不明であるが、往古この一帯を大熊の里と称し、よって社名としたと伝える。元亀・天正(一五七〇~一五九一)のころから勝沼城主・師岡将景の信仰が厚く、武運長久を祈願して百日間の神事を斉行したと伝える。寛文八年(一六六八)の検地に除地として登載された。境内には往時を伝える大樹木があったが、天明八年(一七八八)の暴風雨によって倒木した。旧社名は大熊大明神と称したが明治三年に現在名に変更し、明治十三年に村社に列格した。境内面積は三二三坪(一、〇六六平方メートル)である。(「青梅市史」より)


大熊神社の周辺図


参考資料

  • 新編武蔵風土記稿
  • 東京都神社名鑑
  • 青梅市史