裏宿神社|青梅市裏宿町の神社

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裏宿神社|青梅丘陵の山腹に鎮座していた摩利支天宮

裏宿神社の概要

裏宿神社は、青梅市裏宿町にある神社です。裏宿神社の創建年代等は不詳ながら、中世には青梅丘陵の山腹に鎮座して摩利支天宮と称していたといいます。明治維新後山祇神社と改称、昭和27年社号を梅園神社と改称、平成15年当地に遷座の上、裏宿神社と改称したといいます。

裏宿神社
裏宿神社の概要
社号 裏宿神社
祭神 大山祇神、摩利支天
配祀 -
境内社 -
住所 青梅市裏宿町776
祭日 4月27日
備考 -



裏宿神社の由緒

裏宿神社の創建年代等は不詳ながら、中世には青梅丘陵の山腹に鎮座して摩利支天宮と称していたといいます。明治維新後山祇神社と改称、昭和27年社号を梅園神社と改称、平成15年当地に遷座の上、裏宿神社と改称したといいます。

新編武蔵風土記稿による裏宿神社の由緒

(青梅村)
記載なし。(新編武蔵風土記稿より)

東京都神社名鑑による裏宿神社(旧梅園神社)の由緒

創立不詳。中世のころ、誤ってこれを摩利支天宮と称し、明治三年、社号を山祇神社と改称した。同十五年、本殿および拝殿を改築し、昭和二十七年梅園神社と改めた。(東京都神社名鑑より)

「西多摩郡村誌」による裏宿神社の由緒

山祇大神
雑社。大山祇命ヲ祭ル。合殿宇迦之魂命。鎮座年月干支未詳ナラズ。元摩利支天宮ト稱ス。勧請年月干支干支未詳ナラズ。維新ノ際社號改替ス。例祭三月一日。宮本鎮兼勤奉仕ス。(貼紙ニ「七百七十六番」とあり。青梅市裏宿である。)
稲荷大神
雑社。宇迦之御魂ヲ祭ル。鎮座年月干支未詳ナラズ。元稲荷大明神ト稱ス。維新ノ際社號改替ス。例祭二月午日。宮本鎮兼勤奉仕ス。(「西多摩郡村誌」より)

境内石碑による裏宿神社の由緒

古来、摩利支天さまと親しまれ尊崇されてきた裏宿町の社梅園神社は、青梅丘陵の山腹に鎮座していた。その創立の由緒は詳らかではないが、中世の頃には摩利支天宮と称していた。明治三年に社号を山祇神社と改称した。同二十二年社殿が天災で焼失し改築、昭和二十七年社号を梅園神社と改めた。
百数十年の風雪を経た社殿の老朽化は甚だしく倒壊の危機に達したため、平成十二年対策を検討する諮問委員会により新築の方向性が答申され、平成十三年裏宿町自治会臨時総会で新築を承認、平成十四年建設委員会が組織された。同年再度の自治会臨時総会で参詣の便を図るため現在地への遷宮が決議され、平成十五年建設資金の寄進募集を行い、同年四月地鎮祭・起工、六月上棟祭を経、同年十月落慶遷座祭を行った。併せて神社呼称問題等諮問委員会により遷宮を機に社名は裏宿神社と改称、御祭神は大山祇神、摩利支天の合祀と答申・決定された。(平成十五年銘境内石碑より)


裏宿神社の周辺図


参考資料

  • 新編武蔵風土記稿
  • 東京都神社名鑑
  • 西多摩郡村誌