藤橋山宝泉寺|応永元年開創、平山越前守重吉が文亀年間再興
宝泉寺の概要
真言宗豊山派寺院の宝泉寺は、藤橋山延命院と号します。宝泉寺は、応永元年(1394)に開創、平山越前守重吉が文亀年間(1501-1504)に再興したといいます。
山号 | 藤橋山 |
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院号 | 延命院 |
寺号 | 宝泉寺 |
住所 | 青梅市藤橋2-101 |
宗派 | 真言宗豊山派 |
葬儀・墓地 | - |
備考 | - |
宝泉寺の縁起
宝泉寺は、応永元年(1394)に開創、平山越前守重吉が文亀年間(1501-1504)に再興したといいます。
新編武蔵風土記稿による宝泉寺の縁起
(藤橋村)寶泉寺
村の北方にあり、藤橋山延命院と號す、新義真言宗、鹽船村鹽船寺末、本堂五間四方南向、本尊彌陀なり、長二尺五寸木の坐像にて惠心僧都の作也。
地蔵堂。二間四方、表門の側にあり、木像長三尺。(新編武蔵風土記稿より)
「青梅市史」による宝泉寺の縁起
宝泉寺 (藤橋山延命院)
藤橋(現・藤橋二丁目)にあり、本尊阿弥陀如来は、文亀四年(永正元年一五〇四)の胎内銘がある。応永元年(一三九四)の開創といい、文亀年間の再興は平山越前守重吉と伝えられる。寺内に二十一基の青石塔婆があり、建武四年(一三三七)と応安七年(一三七四)の二基は特に優秀な制作で、市有形文化財に指定されている。(「青梅市史」より)
宝泉寺所蔵の文化財
- 青石塔婆(青梅市指定文化財)
青石塔婆(青梅市指定文化財)
右側の青石塔婆(板碑)は、建武四年(一三三七)の造立で、胎蔵界大日如来の種子と梵字の光明真言が刻まれている。
左側の青石塔婆は、応安七年(一三七四)の造立で、阿弥陀如来、観世音菩薩、勢至菩薩が刻まれている。いずれも南北朝期のものである。(青梅市教育委員会掲示より)
宝泉寺の周辺図
参考資料
- 新編武蔵風土記稿
- 「青梅市史」