大峰山松岳院。地頭石丸氏の祖先が開山、武相卯歳観音霊場
松岳院の概要
曹洞宗寺院の松岳院は、大峰山と号します。松岳院は、地頭石丸氏の祖先正覺院應譽身西(正保2年1645年卒)が開山となり創建、境内には石丸定勝が建立した祖先三代の供養塔が遺されているといいます。武相卯歳観音霊場3番です。
山号 | 大峰山 |
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院号 | 松岳院 |
寺号 | - |
本尊 | 釈迦牟尼佛像 |
住所 | 横浜市青葉区奈良2-4-7 |
宗派 | 曹洞宗 |
葬儀・墓地 | - |
備考 | - |
松岳院の縁起
松岳院は、地頭石丸氏の祖先正覺院應譽身西(正保2年1645年卒)が開山となり創建したといいます。
新編武蔵風土記稿による松岳院の縁起
(奈良村)松岳院
除地、七段、村の中央にり、禅宗曹洞派、多磨郡根布村天寧寺の末、大峰山と號す、客殿七間に六間半巽向なり、本尊釋迦木の坐像長九寸五分、開山正翁慶長六年九月十九日寂す、開山は地頭石丸定太郎が先祖にて、法名正覺院應譽身西、正保二年十月六日卒す、此法諡を取て寺號とせしが、いつの頃よりか松岳の文字に改む。
白山社。境内に入て左の方山丘の半腹にあり。(新編武蔵風土記稿より)
松岳院所蔵の文化財
- 旗本石丸家歴代の墓所(横浜市地域史跡)
旗本石丸家歴代の墓所
江戸時代、都筑郡奈良村を知行した旗本石丸家の墓所が曹洞宗大峰山松岳院にあります。墓所には三基の供養塔があり、いずれも石丸定勝が建立したもので、曾祖父石丸有定、祖父石丸定政、父石丸定次の三代を供養したものです。なお、本堂内には位牌も遺されています。(横浜市教育委員会掲示(新編武蔵風土記稿より)
松岳院の周辺図
参考資料
- 新編武蔵風土記稿