清隆山福泉寺。江戸幕府より寺領10石の御朱印状
福泉寺の概要
曹洞宗寺院の福泉寺は、清隆山と号します。福泉寺は、大林寺三世顕堂長察大和尚が開山、慶安2年には寺領10石の御朱印状を拝領したといいます。
山号 | 清隆山 |
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院号 | - |
寺号 | 福泉寺 |
本尊 | 釈迦牟尼仏 |
住所 | 横浜市旭区川井本町86 |
宗派 | 曹洞宗 |
葬儀・墓地 | - |
備考 | - |
福泉寺の縁起
福泉寺は、大林寺三世顕堂長察大和尚が開山、慶安2年には寺領10石の御朱印状を拝領したといいます。
新編武蔵風土記稿による福泉寺の縁起
(下川井村)福泉寺
除地、二町許、北の方にあり、禅宗曹洞派、長津田村大林寺末、清隆山と號す、開山庭山と云、その年歴を傳へず、されど第二世の僧宗随は永禄年中寂すと云によれば、開闢の年代もおしてはかるべし、今顯堂長察を中興開山とす、寛永九年八月二十六日寂す、客殿十間に六間半、東に向ふ、本尊文殊、此像の腹籠に長一寸八分の文殊を籠置しと云、これは行基の作なるよし、慶安二年寺領十石の御朱印を賜はれり。
山門。三間半に二間半、十六羅漢の像を置く。
惣門。柱間九尺。
鍾樓。山門に向て左にあり、九尺四方、鐘銘元禄十四年極月、倉林五郎左衛門・藤原房次とあれど、考證になければ略す。
開山堂。客殿の南にあり、二間四方なり。(新編武蔵風土記稿より)
福泉寺の周辺図
参考資料
- 新編武蔵風土記稿