太尾神社|横浜市港北区大倉山の神社

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太尾神社|旧杉山神社・諸社を合祀

太尾神社の概要

太尾神社は、横浜市港北区大倉山にある神社です。太尾神社の創建年代は不詳ながら、江戸期には大倉山(太尾村)に6社あり、当地には杉山神社があったといいます。明治6年に村社に列格した神明社に、無格社天満社・八幡神社・杉山神社・神明社・熊野社を昭和33年合祀、杉山神社の地へ移転し、太尾神社と改称したといいます。

太尾神社
太尾神社の概要
社号 太尾神社
祭神 天照皇大神、国常立尊、伊弉諾尊、伊弉冉尊、応神天皇、日本武尊、菅原道真公
相殿 -
境内社 稲荷社
住所 横浜市港北区大倉山2-16-1
祭日 10月1日
備考 旧村社



太尾神社の由緒

太尾神社の創建年代は不詳ながら、江戸期には大倉山(太尾村)に5社あり、当地には杉山神社があったといいます。明治6年に村社に列格した神明社に、無格社天満社・八幡神社・杉山神社・神明社・熊野社を昭和33年合祀、杉山神社の地へ移転し、太尾神社と改称したといいます。

新編武蔵風土記稿による太尾神社の由緒

(太尾村)
天満宮
村の艮の方にあり、村内上の方の鎮守なり、石階十七級を登り又三十級をへて、一丈に五尺の社あり、南に向ふ木の鳥居をたつ、神體は木の坐像にて長一尺許、是は村内歓成院に暫く移しをけり、例祭は八月二十五日なり。
熊野社
村の北の方山の上にあり、村内中の方の鎮守なり、社二間に二間半南に向ふ、神體木の立像にて長六寸許鳥居あり、例祭五年目毎に祭ると云、丑巳酉に當れる年を以て興行の年とす。稲荷社。社に向て左にあり小祠。
神明社
西北の方にあり、石階三十六級を上りて上の半腹に二間に二間半の社あり南に向ふ、右の方に大松一株あり傍に鳥居をたつ、神體は木の立像にて寶珠と鋒とを持たる彩色の熊なり、村内歓成院に収め置り、例祭前と同じく子辰申其祭年に當れり。
八幡宮
村の北の方にあり、山の半腹まで石階六級ありて又三十六級をのぼりて、其上に社を建九尺四方、鳥居は其六級の下にあり、神體長一尺五寸彩色を施せり、例祭是も五年目毎に祭る卯未亥の年は其祭にあたれり。
杉山社
村の北の方山上にあり、社九尺四方南向前に鳥居をたつ、右の五社何れも村内歓成院持。
稲荷社。本社に向て左の方にあり小祠。(新編武蔵風土記稿より)

神奈川県神社誌による太尾神社の由緒

大倉山町総鎮守八幡神社は明治六年十二月村社に列格、同所無格社神明社、同杉山神社、同阿府神社を合併し、昭和十年八月二十二日、社名を太尾神社と改称、その後氏字区域の発展に伴ない、社殿を修築、社務所、神楽殿その他の施設を完備した。(神奈川県神社誌より)


太尾神社の周辺図


参考資料

  • 新編武蔵風土記稿