樽町杉山神社|応永18年鋳造の鰐口
樽町杉山神社の概要
樽町杉山神社は、横浜市港北区樽町にある神社です。樽町杉山神社の創建年代等は不詳ながら、かつてあった鰐口に応永18年(1411)鋳造とあったことから、応永18年(1411)より古くから鎮座していたといいます。江戸期を通して樽村の鎮守社として崇敬を受け、明治6年には村社に列格したといいます。
社号 | 杉山神社 |
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祭神 | 日本武尊 |
相殿 | - |
境内社 | 稲荷社 |
住所 | 横浜市港北区樽町4-10-41 |
祭日 | 9月15日 |
備考 | - |
樽町杉山神社の由緒
樽町杉山神社の創建年代等は不詳ながら、かつてあった鰐口に応永18年(1411)鋳造とあったことから、応永18年(1411)より古くから鎮座していたといいます。江戸期を通して樽村の鎮守社として崇敬を受け、明治6年には村社に列格したといいます。
新編武蔵風土記稿による樽町杉山神社の由緒
(樽村)杉山社
字大下にあり、石階十二級を設く、本地荒澤不動を神體とす、されど幣帛のみにて神像は見えず、例祭は年々八月二日、隣村師岡村法華寺の進退する所なり、社内に棟札あり其中に應永年中鰐口を鋳しことをしるす、この鰐口は故あつて昔村民の方へあづけをきしと云傳ふるのみにて、今は在所ざたがならず、かかる古き物のありしなれば、當社を勧請せしも定て古きことなるべけれども、社傳も見えず且口碑に殘ることさへなければ、今よりはただしがたし、因て暫く其棟札を左にあげて後の考をまつ、
杉山大明神 別當師岡村法華寺
應永十八年辛卯年鰐口鋳之
元禄六癸酉年當社建立
應永拾八卯年より元禄六酉年迄二百八十三年
酉四月(新編武蔵風土記稿より)
神奈川県神社誌による樽町杉山神社の由緒
当社は樽町、師岡町の町境に位し、樽町全町の鎮守としてこの地に鎮座し、明治六年十二月村社に列格。新編武蔵風土記稿に「杉山社、字大下にあり石階十二級を設く、本地荒沢不動を神体とす、例祭は年々八月二日、隣村師岡村法華寺の進退する所なり、社内に棟札あり、其中に応永年中鰐口を鋳す事を記す、この鰐口は故あって昔村民の方へあづけ置きしと言伝ふるのみにて今は在所さだかならず、かかる古きものありしなれば、定て古きものなるべけれど社伝も見へず、且石碑に残る事さへなければ今よりはただし難し云々」とあり。(神奈川県神社誌より)
樽町杉山神社の周辺図
参考資料
- 新編武蔵風土記稿